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平成11年12月定例会(特定地域対策特別委員長報告)
平成11年12月定例会 特定地域対策特別委員長報告(12月3日)
委員長 佐藤 元彦
特定地域対策特別委員会における9月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、11月22日に会議を開催し、森林・農地の保全及び冬期間における道路交通確保計画について調査を行いました。
最初に、農林水産部長から森林の保全対策について、農地部長から農地の耕作放棄防止対策について、土木部長から平成11年度冬期間道路交通確保計画について、企画調整部長から雪情報提供について、それぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。
- 県内における松くい虫による被害状況とその防除対策について
- 歩道除雪体制の充実に向けた除雪機械の増設と除雪しやすい歩道構造への改良の必要性について
- 森林の新たな活用としての保健・文化・教育的利用の事業導入に向けた検討状況について
- 棚田の景観を活用した地域振興策の検討の必要性について
- 耕作放棄田における地すべり発生状況とその防止対策について
- 中山間地域等直接支払制度の円滑な導入のための市町村に対する指導の状況について
- 中山間地域における耕作放棄地の現状に対する県の認識について
- 転作作物としてのソバの普及に向けた品種改良等の研究の必要性について
次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。
1 県内における減反面積の配分については、中山間地域においては新たな転作団地の造成が困難でありかんがい排水施設も不十分なことから、大豆や麦の生産に適さないので、耕作放棄防止の観点からも、転作を進めやすい平野部への傾斜配分を高めるべきとの意見。
なお、本特別委員会は、去る11月11日、12日の両日にわたり、下田村における温泉保養・交流施設建設事業等について、行政視察を実施したところであります。
以上をもって報告といたします。