本文
平成12年9月定例会(長期計画・大型プロジェクト対策特別委員長報告)
平成12年9月定例会 長期計画・大型プロジェクト対策特別委員長報告(9月12日)
委員長 目黒 正文
長期計画・大型プロジェクト対策特別委員会における6月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、9月4日に会議を開催し、新・新潟県長期総合計画について及び万代島再開発事業について調査を行いました。
最初に企画調整部長から新潟県長期総合計画基本構想編(素案)及び新潟県長期総合計画基本計画編(前期)(素案)について、港湾空港局長から万代島再開発事業について、教育長から新美術館基本構想について、それぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。
- 新・新潟県長期総合計画の基本構想に関連して、
- 県の厳しい財政状況を明確に記載する必要性について
- 現長期総合計画の達成状況に対する県の評価と新長期総合計画への反映の状況について
- 家庭及び地域社会のきずなを深めるための施策立案に対する考え方とその必要性について
- 新・新潟県長期総合計画の基本計画に関連して、
- 各施策の方向及び展開における検討内容の格差・濃淡に対する県の見解について
- 新潟空港へのアクセス機能の向上と羽越新幹線構想との連携に対する県の考え方について
- 新しい交通システムの導入に係る計画の具体像を明確にする必要性について
- 新潟駅の高架化による交通拠点機能の充実と高次都市機能の集積に対する検討状況について
- 関西方面との交通ネットワークづくりに向けた信越本線の長岡・上越間の高速化に対する取組強化の必要性について
- 資源・エネルギーの確保と利用に対する県の考え方について
- 地方港湾の役割分担を明確にした港湾整備の必要性について
- 万代島再開発事業に関連して、
- 施設完成後の利用率の見通しと万代島へのアクセス機能の向上に向けた取組状況について
- 近県におけるコンベンション施設の整備状況について
- 新美術館の展示機能とスペースに対する県の考え方について
次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。
1 新・新潟県長期総合計画については、県土の保全及び公共事業に関する視点が明確にされていないので、県財政が厳しい状況にあっても、生活基盤整備の必要性と公共事業の地域経済に果たす役割を重視し、その方向性を明確に記載すべきとの意見。
また、県民や議会の意見を十二分に取り入れるとともに、来年度当初予算に反映できるよう早急な策定に努めるべきとの意見。
以上をもって報告といたします。