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平成10年12月定例会(第30号発議案)
平成10年12月定例会で上程された発議案
大規模年金保養基地グリーンピア津南を国の責任の下に継続運営を求める意見書
大規模年金保養基地グリーンピア津南を国の責任の下に継続運営を求める意見書
グリーンピア津南は、地元自治体等の協力により昭和60年に開業して以来、少子高齢化の進行のなかで、保健保養の場として、とりわけ子どもたちが自然との共生を学ぶ場として、関東圏を中心に多くの国民から利用され親しまれており、国民の福祉の向上に大きく寄与しているところである。また、本基地は、雇用、経済需要の創出など地域振興にも多大な貢献をしており、今後とも基地が果たす役割はますます増大するものと期待されている。
しかしながら、平成9年6月6日の閣議で年金福祉事業団は、平成11年の年金の財政再計算に合わせ、年金資金の運用の新たな在り方について結論を得て廃止し、大規模年金保養基地については、年金福祉事業団の事業として撤退するとの方針が決定されており、今後の方向付けによっては関係機関のみならず国民にとっても多大な影響が懸念されるところである。
よって政府におかれては、年金福祉事業団が廃止されても、本基地については国の責任の下に継続した運営に関する措置がなされるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成10年12月18日
新潟県議会議長 三富 佳一
内閣総理大臣 小渕 恵三 様
大蔵大臣 宮澤 喜一 様
厚生大臣 宮下 創平 様