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平成12年12月定例会（第19号発議案）
平成12年12月定例会で上程された発議案
洋食器・ハウスウェアー並びに金属製品の秩序ある輸入等を求める意見書
洋食器・ハウスウェアー並びに金属製品の秩序ある輸入等を求める意見書
我が国経済は、回復の兆しが見られるものの、本県においては、長引く消費低迷の中、金属洋食器・金属ハウスウェアー製造業を中心に経営環境は依然として厳しく、廃業、倒産など深刻な事態となっている。
さらに、近年、中国をはじめとして東南アジア諸国から金属洋食器等の輸入が急増したことにより、外貨獲得の担い手と称された関係業界が圧迫され、年々製品出荷額が減少し、産業の空洞化が一層進行している。
このような状況の下、金属製造業界では、これまでのOEM製造から自社ブランドへの転換、障害者用洋食器等の新商品開発、新素材であるチタン加工など、積極的な事業展開を図り活路を模索しているが、中国等の金属加工技術力の向上による市場競合や各種の資金手当てなど課題は山積している。
よって国会並びに政府におかれては、輸入製品の原産地表示化や輸入抑制の検討を行うとともに、政府系金融機関の融資限度額及び信用保証に係る保険限度額の拡大、返済条件の緩和など経営基盤の弱い中小企業に対するきめ細かな金融対策を早急に講ずるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成12年12月22日
新潟県議会議長 高橋 正
衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 井上 裕 様
内閣総理大臣 森 喜朗 様
外務大臣 河野 洋平 様
大蔵大臣 宮澤 喜一 様
通商産業大臣 平沼 赳夫 様
金融再生委員会委員長 柳澤 伯夫 様
