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平成13年12月定例会(第32号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001757 更新日:2019年1月17日更新

平成13年12月定例会で上程された発議案

骨髄バンク利用に係る医療保険の適用を求める意見書

骨髄バンク利用に係る医療保険の適用を求める意見書

 骨髄移植は、白血病などの難治性疾患に対する根治療法として、欠くことのできないものとなっており、骨髄バンク事業の進展に伴い、骨髄移植推進財団を介した骨髄移植の症例は増加し、着実な成果が上がっているところである。
 しかしながら、こうした実績を重ねる一方で、骨髄移植にとって不可欠なドナー候補者の血液検査料やドナー傷害保険料、移植後のドナー健康管理等調査料などは、現行制度では患者の負担であることから、患者及びその家族は病との闘いとともに、過重な経済的負担を強いられている。
 また、骨髄移植推進財団は、ドナー登録者を増やすためのPR活動や移植コーディネーター業務に係る活動費用の増大等により、危機的な財政状況に直面している。
 よって国会並びに政府におかれては、患者及びその家族の経済的負担の軽減と、骨髄バンク事業の健全な運営を確保するため、次の事項について早急に実現されるよう強く要望する。

  1. 骨髄移植に使用する骨髄液を医療保険の適用とし、骨髄提供に派生する患者負担金を解消すること。
  2. 骨髄液の医療保険適用に当たっては、骨髄移植推進財団の運営経費を含めて、医療保険の適用とし、補助金や寄付金に依存しない運営を確保すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成13年12月21日

新潟県議会議長 東山 英機

衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 井上 裕 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
財務大臣 塩川 正十郎 様
厚生労働大臣 坂口 力 様

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