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平成28年6月定例会(建設公安委員長報告)
平成28年6月定例会 建設公安委員長報告(6月23日)
委員長 石塚 健
建設公安委員会における付託案件等の審査並びに調査の経過と結果について、御報告申し上げます。
まず、土木部関係として
1 建設産業界における人材確保に当たっては、建設産業マンパワーアップ総合支援事業といった新たな取組に着手しているものの、人口減少と高齢化の進展などによる人手不足が今後も見込まれるので、災害時等における地元企業の地域への貢献に対する正しい評価のもと技術・技能の継承を見据えた担い手の育成に県を挙げて取り組むべきとの意見。
2 県管理道路については、改良率が全国的に見て低い状況にあるので、地域の安全・安心の確保に大きく寄与する道路改良の効果を踏まえ、長大な管理延長を有する本県の実情に見合った予算が確保されるよう国に働きかけるなど整備の加速化に向け取り組むべきとの意見。
次に、交通政策局関係として
北陸新幹線かがやきの県内駅停車の実現に当たっては、他の駅を上回る乗降客数の安定的な確保が前提となるので、県内はもとより他県各駅の利用動向の把握に努めるとともに、実効性のある戦略を構築すべきとの意見。
以上が、審査並びに調査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第8号については、継続審査。
残りの陳情第5号については、ローカル線に係る諸課題は、北海道のみならず全国的な課題であり、総合的な観点から国が勘案すべきものであるため、不採択とすべきものと決した次第であります。
また、本委員会として、「地域住民の安全と安心に寄与する社会資本整備を求める意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。
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