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平成30年6月定例会(第18号発議案)
平成30年6月定例会で上程された発議案
性犯罪者の再犯防止と子どもの見守り体制の強化を求める意見書
第18号発議案
性犯罪者の再犯防止と子どもの見守り体制の強化を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
平成30年7月13日
提出者
冨樫 一成、楡井 辰雄、宮崎 悦男
松原 良道、高橋 直揮、皆川 雄二
小林 一大、桜井 甚一
賛成者
石坂 浩、斎京 四郎、中村 康司
笠原 義宗、青柳 正司、矢野 学
石塚 健、横尾 幸秀、佐藤 卓之
小島 隆、佐藤 純、西川 洋吉
岩村 良一、沢野 修、早川 吉秀
尾身 孝昭、柄沢 正三、中野 洸
村松 二郎、小野 峯生、帆苅 謙治
渡辺 惇夫、石井 修、三富 佳一
星野 伊佐夫、藤田 博史、佐藤 伸広
小島 晋、秋山 三枝子、高倉 栄
上杉 知之、大渕 健、長部 登
小山 芳元、安沢 峰子、志田 邦男
青木 太一郎、片野 猛、小島 義徳
佐藤 久雄、重川 隆広
新潟県議会議長 金谷 国彦 様
性犯罪者の再犯防止と子どもの見守り体制の強化を求める意見書
本年5月、新潟市において小学2年生の少女が下校途中に連れ去られ、殺害された後に線路上に遺棄されるという極めて残忍な事件が発生した。
犯人は連れ去り後に少女にわいせつな行為をしたとされているが、犯人は以前にも別の少女を連れ回すなどして、書類送検されていた。
米国などでは、性犯罪常習者にGPS端末を装着させて監視するシステムを導入し、成果を上げているとの報告もある。GPSの装着をめぐっては、人権侵害や監視社会につながるとの批判もあるが、子どもが犠牲になる悲劇が後を絶たない現状に鑑み、我が国においても、再犯の防止を図る上で検討を行っていく必要がある。
また、この度の事件が下校途中に発生したことから、学校、保護者、地域、行政及び警察等関係者の連携による通学路における見守り体制の強化が求められている。
よって国会並びに政府におかれては、GPS端末による監視システムの導入をはじめとする効果的な再犯防止策に係る検討を進めるとともに、通学路における見守り体制の強化に向けて必要な措置を講ずるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成30年7月13日
新潟県議会議長 金谷 国彦
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 伊達 忠一 様
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
法務大臣 上川 陽子 様
文部科学大臣 林 芳正 様
内閣官房長官 菅 義偉 様
国家公安委員会委員長 小此木 八郎 様