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【上越】「違法なけし」について
「違法なけし」とその疑いのある植物を見つけたら連絡してください!
連絡先
上越地域振興局健康福祉環境部(上越保健所)医薬予防課
Tel: 025-524-6134
Fax: 025-524-6998
「違法なけし」ってなに?
けしには、「ヒナゲシ」や「オニゲシ」のように「違法ではないけし」と、麻薬の原料になるため、法律で栽培、所持が禁止されている「違法なけし」があります。
「違法なけし」は、法律で栽培、所持が禁止されているということを知らなかったり、悪用しなければ栽培してもよいと勘違いして、観賞用として栽培されていることがあります。また、種子が飛んで自生している場合もあります。
「違法なけし」除去のため巡視を行っています
新潟県では、栽培、所持が禁止されている「違法なけし」の除去のため巡視を行っています。5月から6月は、けしの花が咲く頃であり、「違法ではないけし」との見分けがつけやすいため、この時季に重点的に巡視を行っています。「違法なけし」は繁殖力が強く、種子は7年から8年の寿命を持つため、継続した巡視を行い、発見・除去に努めています。
発見・除去した「違法なけし」
近年では除去実績はありませんでしたが、今年度は現時点で700本以上除去しています。
なお、管内の不正栽培事例は、花がきれいなことから「違法なけし」と知らずに行った観賞目的の栽培でした。
発見・除去された「違法なけし」
今年度除去した「違法なけし」
「違法ではないけし」・「違法なけし」
違法ではないけし
- ヒナゲシ(虞美人草)、オニゲシ、ポピーなどの名前で観賞用として栽培され、白、桃、橙、赤、紫などの花を咲かせます。
- 全体が緑色で、粗毛が生えています。
- 草丈が低く、ヒナゲシでは40cmから50cm、オニゲシでは50cmから1m位になります。
違法なけし
- 背丈が1m以上になり、「違法ではないけし」に比べて頑丈な感じがする。
- 全体に白っぽい緑色で、ろう質が付着しており、ほとんど毛がない。
- 葉は茎を巻き込むように付いていて、「違法ではないけし」に比べてギザギザが少なく、幅が広い。
- 5月~6月ごろ、10cm程度の一重又は八重の大輪の花を咲かせる。
- 花の色は、主に赤、紫、白などで毒々しい色合いである。
- 花の時期が終わると、円形又は長方形のかなり大きなさく果(けしぼうず)をつける。
「違法なけし」
5月から9月は不正大麻・けし撲滅運動期間です。
新潟県では大麻やけしに関する正しい知識を普及させ、不正栽培及び自生している「大麻(アサ)」や「違法なけし」を全面的に撲滅することを目的に「不正大麻・けし撲滅運動」を実施しています。