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【上越林業】特用林産物の振興

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0201449 更新日:2020年9月15日更新

新潟県は長野県に次ぐきのこ類の生産県。上越地域でも栽培きのこの生産は盛んで、菌床生シイタケでは県内第3位、エノキタケでは県内第2位の生産量となっています。
また、春の味覚である山菜類も、ネマガリタケやこごみの生産量が県内でも突出しています。
上越地域振興局では、これらのきのこや山菜(特用林産物)の生産支援や新鮮で安心な地場産食材の消費拡大を進めています。
下の画像は、令和元年11月に上越市板倉区で行われた「板倉ふれあいまつり」で上越地域産のきのこをPRしている様子です。

令和元年11月に開催された板倉ふれあいまつりできのこをPRしている様子

 

Q きのこはどのように栽培されていますか?

 きのこ類の栽培は大きく分けると、原木(げんぼく)栽培と菌床(きんしょう)栽培とがあります。
 下の画像は原木栽培です。長さが1メートルくらいのナラやクヌギ等のホダ木にドリルで穴を開け、きのこの種駒を打ったものをビニールハウスや林内で栽培管理します。

原木きのこの様子

 

  下の画像は菌床栽培です。木材を細かくしたオガ粉や米ぬか等の栄養源を混ぜて固めた培地にきのこの菌を植え付けて栽培します。菌床栽培の場合は、工場で温度や湿度などを管理して生産するのが一般的です。

菌床きのこの様子

注:本ページ中のシイタケの画像は、承認を得て日本特用林産振興会発行の「きのこ知恵袋」から転用しています。

 

Q きのこの料理方法や成分は?

 きのこは、和食・洋食・中華等、様々な料理に使える食材で、煮物・焼き物・揚げ物等、調理方法も様々です。
 下の画像は、令和元年11月に上越地区林業振興会の主催で行った「きのこ料理講習会」の様子です。このようなイベントを通じて、きのこの消費拡大に努めています。
 なお、きのこの成分は90パーセントが水で、そのほかにはタンパク質・繊維質・無機質・ビタミン類等が含まれています。野菜類と比べてタンパク質やビタミンBを多く含んでいること、また、野菜類には含まれないビタミンDを多く含んでいることが特徴です(ビタミンDは、特に乾しシイタケに多く含まれます)。
 ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収や骨へのカルシウムの吸着を助ける働きがあります。強い骨にするには、適度な運動をした上で、カルシウムの多い食品ときのこを食べると良いでしょう。
 また、きのこに含まれる食物繊維には腸の働きを良くしたり、体内の悪いものを体外に出してくれる働きがあります。

注:引用図書「きのこ知恵袋」日本特用林産振興会発行

令和元年11月に開催したきのこ料理講習会の様子

 

Q 毒きのこについて教えてください

 毒きのこの種類は様々で中毒症状も種類によって異なりますが、食べたものを吐いてしまったり、おなかや手足の先に激しい痛みがでたりし、ひどいときには死に至ることもあります。
 なお、新潟県内で一番多いきのこの食中毒はツキヨタケ(下の画像)で、ヒラタケやシイタケと間違えて食べてしまうことがあるようです。
 分からないきのこは絶対に食べてはいけません。また、人にもあげないでください。

ツキヨタケの写真
 ツキヨタケ

 下の画像はスギの枯死木等に生えるスギヒラタケ。
 以前は食用きのことして広く食べられていたきのこの一種ですが、現在は急性脳症との因果関係が否定できないとされています。
 このため、山で見かけても採取したり食べたりしないでください。

スギヒラタケの様子
 スギヒラタケ

 

このページに関するお問い合わせは

 上越地域振興局農林振興部林業振興課
 〒  943-8551  新潟県上越市本城町5-6 
 電話:  025-526-9464  ファクシミリ: 025-526-2724   

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