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11月13日に防火対策セミナーを胎内市で開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0238627 更新日:2019年11月19日更新

防火対策セミナーin胎内~まちを火災から守る持続的な地域防災~を開催しました。(令和元年11月13日)

 平成28年12月に発生した糸魚川市駅北大火は、近年まれにみる大規模な火災となりました。その原因の一つに、古い木造住宅が密集していることがあげられます。

 糸魚川市駅北大火では、古い木造住宅が密集するエリアにおいて、強風等の一定の気象条件が重なった結果、大規模な延焼をもたらしました。

 このような大火を防ぎ、住民の日常的な暮らしを守るため、県では胎内市で「防火対策セミナーin胎内~まちを火災から守る持続的な地域防災~」と題して、セミナーを開催しました。

■ 日時

 令和元年11月13日(水曜日)14時00分~15時50分(受付開始13時30分~)

■ 会場

 胎内市産業文化会館(胎内市新和町2番5号) 多目的ホール

■ 当日の様子

 セミナー当日は、自治会・消防団・建築事業者等、約230名の方々からご参加いただき、盛況でした。

(1)基調講演

  【講 師】

     東京理科大学 総合研究院 教授 関澤 愛 氏

    【講演内容】

     木造密集市街地の火災危険と対策~自主防災力を高め大規模火災から地域を守る~

      講師

 御講演では

  • 糸魚川市駅北大火の原因と教訓
  • 糸魚川市の復興まちづくり計画の事業内容
  • 40mmホースを使った防火訓練の動画や他都市の事例紹介

 などについて、御講演いただきました。

      会場全体

                 (写真)基調講演の様子

 

 また、今後の防火対策について、

  • 火災は戦える災害。元気な人は、安全な場所で周囲への呼びかけ等、できる限りの対応をする。
  • 消防に期待せず、「自分のまちは自分で守る」という信念で行動する。
  • 火災の延焼を抑えるため、飛び火着火を予測して、新たな出火点を抑える。

といった、住民の防火への意識の重要性と火災が実際に発生したときの行動について具体的にお話いただきました。

(2)事例紹介

  【講 師】

     糸魚川市産業部建設課 建築住宅係 主査 細井 済 氏

    【講演内容】

     糸魚川市の防火対策事例について

       糸魚川市 

 御講演では、

  • 糸魚川市駅北大火の復興状況
  • 糸魚川市駅北大火後、市独自の基準で木造密集地を選定し、密集市街地防災方針を策定
  • 実際に住民とともに火災時の防火対策について、ワークショップ等を開催

 などについて、ご紹介していただきました。

■ 参加者の声

  • 飛び火対策の重要性について認識できた。
  • 現場で自分ができる行動を考えることが重要であることを認識した。
  • 飛火警戒の重要性を改めて認識した。
  • 自主防災組織への放水体験指導等、市と消防で連携して自助、共助を広めていきたい。

  今後も、引き続き防火対策の重要性の啓発について、取り組みを進めてまいります。

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