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新潟県2050年カーボンゼロの実現に向けた戦略を策定しました
近年、地球温暖化を原因の一つとする異常気象や気象災害が世界中で頻発しており、県内でも、これまでにない気温の上昇や極端な大雨・大雪、大型の台風による自然災害など、気候変動の影響が一層顕在化しています。地球温暖化は、二酸化炭素をはじめとした日常生活や事業活動によって排出される温室効果ガスの増加によって進行しており、温室効果ガス排出削減対策のさらなる推進が必要となっています。
こうした状況に対応するため、本県では、令和2(2020)年9月、気候変動の影響は非常事態であるという認識のもと、「2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ」を目指し、知事を本部長とする環境対策推進本部の下、庁内に設置したプロジェクトチームにおいて本県の特性や課題を踏まえた戦略の検討を行い、令和4(2022)年3月、「新潟県2050年カーボンゼロの実現に向けた戦略」を策定しました。
2050年の脱炭素社会の実現に向けては、自然災害の頻発化に加え、県内企業の振興や企業立地、さらには農作物の生産など県民生活への影響をできるだけ抑えるため早急に取り組んでいく必要があり、県だけでなく県民や事業者、市町村等が一丸となって、温室効果ガス排出削減対策をより一層推進することが重要です。この実現に向けた取組を県政の新たな重要課題として位置づけ、本戦略に基づき、(1)豊富な水資源や長い海岸線と風況等を活かした再生可能エネルギー・脱炭素燃料等の『創出』、 (2)工場や事業所、家庭等における再生可能エネルギーの自家消費や水素・アンモニアといった脱炭素燃料等の『活用』、 (3)住宅や事業所の断熱性能向上等による省エネ・省資源等によるCO₂排出の『削減』、 (4)森林整備や、CCUS等新たな技術によるCO₂の『吸収・貯留』の4つを柱とする温室効果ガス排出削減対策に取り組んでまいります。
新潟県2050年カーボンゼロの実現に向けた戦略(概要) [PDFファイル/2.5MB]
新潟県2050年カーボンゼロの実現に向けた戦略 [PDFファイル/3.95MB]
なお、本戦略の策定も踏まえ、令和4(2022)年3月、「新潟県地球温暖化対策地域推進計画」を改定しました。
新潟県地球温暖化対策地域推進計画2017-2030(2022.3 改定)
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