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令和6年度堅果類の豊凶状況調査結果
今秋のブナの堅果類は「不作」であり、その他の堅果類は並作でした。
里山付近のクリ林、コナラ林でツキノワグマが出没する可能性があるので、注意してください。
ツキノワグマは、秋に冬眠に向けてエサを求めて活発に動き回ります。
県では、エサとなるブナ等の木の実の豊凶が、人里へのツキノワグマの出没に影響することから、毎年、ブナ等の堅果類の豊凶調査を実施しています。
調査の結果、
・主に奥山に分布している、ブナは不作でした。
・ブナに比べ人里に近い地域に分布しているクリ、コナラ、ミズナラ、オニグルミは並作でした(豊凶指数順)。
このことから今秋は、奥山でブナ林を中心に活動するクマが、隣接する低標高帯のクリ林、コナラ林で出没する可能性がりますので、注意してください。
また、クマ出没警戒注意報を11月30日まで延長しました。クマ出没が確認されているところには近づかず、早朝や夕方の入山を避けるなど、クマ対策の徹底をお願いします。
<調査結果>
・調査期間:令和6年8月1日~8月31日
・調査地点:全県204地点(佐渡市及び粟島浦村を除く)
区分 | ブナ | ミズナラ | コナラ | クリ | オニグルミ |
---|---|---|---|---|---|
県全体 | 不作 | 並作 | 並作 | 並作 | 並作 |
下越 | 並作 | 並作 | 並作 | 並作 | 並作 |
中越 | 凶作 | 並作 | 並作 | 並作 | 並作 |
魚沼 | 不作 | 並作 | 並作 | 並作 | 並作 |
上越 | 不作 | 不作 | 並作 | 並作 | 不作 |
・凶作:結実は認められない
・不作:わずかに結実
・並作:樹冠全体にまばらに結実、又は一部に結実
・豊作:樹冠全体に密に結実
<クマによる人身被害防止のポイント>
・地域のクマ目撃情報を確認し、クマのいるところには近づかない。
参考:県ホームページで最新の出没情報を提供しています。
「にいがたクマ出没マップ」https://ngt-webgis.jp/kuma/<外部リンク>
・複数で行動し、ラジオや鈴など音の鳴るものを携行しましょう。
・クマの活動が活発な早朝や夕方の入山は避けましょう。
・子連れのクマに注意しましょう。(子グマを見たら、近くに母グマがいると思ってください。危険ですので、周囲に注意しながら、できるだけ早く遠ざかりましょう。
・万一、クマに出会ったら、背を向けずに、クマを見ながら、ゆっくり後退しましょう。
・クマのエサとなる生ゴミや不要となった農作物・果実は人家の周りや農地に放置せず、適切に処分しましょう。
・庭先のカキやクリなどは放置しないで早めに収穫しましょう。
・集落周辺や河川敷など、クマが隠れそうな藪は刈り払いましょう。
令和6年9月30日報道資料(堅果類豊凶状況調査結果(確報値)) [PDFファイル/554KB]
堅果類豊凶状況調査結果(概要版) [PDFファイル/343KB]
堅果類豊凶状況調査結果(市町村別調査結果) [PDFファイル/699KB]
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