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平成30年度「標本作製教室」を開催しました
みなさんに作製していただいた翼と肢の標本
日時:平成30年7月22日(日曜日) 9時30分~15時30分
会場:愛鳥センター 2階研究室
参加者:3名
愛鳥センターには県内各地から毎年500羽前後の傷病鳥獣が収容されますが、自然に戻れるのは3割ほどで、多くは残念ながら死んでしまいます。
愛鳥センターでは、そのような死んでしまった鳥たちから剥製や翼・肢・骨などの標本を作製して、イベントや展示、学校案内などで利用しています。
今回の教室では、参加者のみなさんに翼と肢の標本作製を体験していただきました。
肉を取り除いて綿を巻きます
作製に用いた鳥は、オオコノハズク、チョウゲンボウ、ツグミです。職員の説明後、各自測定と作製に入りました。参加者は、野鳥の標本を作製するのは初めてとのことでしたが、スムーズに作業を進めていました。皮を剥く途中で穴が開いてしまったり、羽が抜けてしまったりと大変なところもありましたが、コツコツと取り組んでいただき、午前中のうちに洗浄と乾燥まで進みました。
ピンセットで形を整えます
午後からは、綿を巻いて縫合です。フワフワした羽が邪魔をして、皮を縫い合わせるのもなかなか大変な作業なのですが、出来上がりをイメージして果敢に取り組んでいただきました。そして図鑑を参考にしながら形を整え、針で保定して完成です!みなさん上手に出来上がりました。最後は雌雄の確認も行いました。乾燥後は、今後の愛鳥センターの普及啓発活動で利用させていただく予定です。
参加者からは、「毎年何回でもやって欲しい」「仮剥製にもトライしてみたい」などの感想をいただきました。
みなさま、ご参加ありがとうございました。
平成30年度「標本作製教室」のご案内
オオルリの翼
野鳥の翼や肢などの標本を作製します。
自然史資料として残される標本を作製してみませんか?
日時:7月22日(日曜日) 午前9時30分~午後3時30分
場所:新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里 2階
参加費:無料
対象:高校生以上
定員:先着6名
その他:汚れてもよい服装と昼食をお持ちください。
申込み期限:7月15日(日曜日)
参加申込み:住所・氏名・電話番号・年齢を明記して、電話、はがき、Fax、E-mailでお申込みください。
ムクドリの肢
作製した標本は、自然史資料として愛鳥センターで保管・利用します。
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