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平成29年度「標本作製教室(第2回)」を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0400511 更新日:2024年4月1日更新

作成した翼と足の標本
みなさんに作製していただいた翼と肢の標本です

日時:平成29年12月24日(日曜日) 9時30分~15時30分
会場:愛鳥センター 2階研究室
対象:高校生以上
参加者:6名

作成過程
翼と肢を切り離します

 愛鳥センターには県内各地から毎年500羽前後の傷病鳥獣が収容されますが、自然に戻れるのは3割ほどで、多くは残念ながら死んでしまいます。
 愛鳥センターでは、そのような死んでしまった鳥たちから剥製や翼・肢・骨などの標本を作製して、イベントや展示、学校案内などで利用しています。
 今回は今年度2回目の標本作製教室で、参加者のみなさんに翼と肢の標本作製を体験していただきました。

足の標本縫合中
縫合中です

 オオバン、オオコノハズク、トラフズク、アカショウビン、チョウゲンボウ、クロツグミの中から1人一羽ずつ選び、職員の説明後、各自測定と作製に入りました。
 本物の野鳥を利用して標本を作製するといった慣れない作業に、最初はみなさんとまどいながらゆっくり進めていたようでしたが、だんだんスムーズになってきました。
 中には、羽がぬけてしまったり、皮が破れてしまったり、と作業が大変だったところもありましたが、みなさん根気強くコツコツと作り上げていました。

雌雄の確認中
最後は雄雌の確認も行いました

 洗って乾かし、綿を巻いて縫合したあとは、形を整えて針で保定すればできあがりです。
 乾燥後は、愛鳥センターの普及啓発活動で今後利用させていただく予定です。
 普段はなかなか見ることのできない野鳥の羽の並びや肢の作りなどもじっくり観察していただくことができ、参加者からは「勉強になりました」「鳥についてどんどん興味がわいてきました」などの感想をいただきました。
 参加者のみなさま、ありがとうございました。

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