本文
展示鳥類剥製(ライチョウ)
ライチョウ
ライチョウ(左オス、右メス)
鳥名
ライチョウ【雷鳥】キジ目キジ科ライチョウ属(英名 Rock Ptarmigan)全長37cm
季節・分布
留鳥として、北・南アルプスと県内では白馬山系の小蓮華岳一帯、妙高山系の火打山、焼山、金山及び雨飾山に生息。
生息環境
高山のハイマツ帯。
行動
繁殖期は雌雄で行動し、雄は見通しのよい岩や木の上で、なわばりと天敵の見張りをする。天敵を避けるため、晴天の日はハイマツなどに隠れていることが多い。天気の悪い方が観察しやすい傾向がある
形態
雄は目の上の赤い肉冠が目立つ。雌雄とも足から足指まで白い羽毛が通年生えている。雌の眼先は黒くない。
鳴き声
繁殖期に「ゲーェ、ガァー」「クックッ」と鳴く。
特徴
もともとオコジョ、テン、猛禽類などに捕食されてきたが、温暖化に伴い、キツネ、ニホンザルの生息域が高山帯に拡大し、新たな天敵が加わった。更なる個体数の減少が危惧されている。
用語解説
留鳥 同じ地域に一年中生息し、季節移動しない鳥
夏鳥 春になると南方から渡来して繁殖し、秋に渡去する鳥
冬鳥 秋に北方から渡来して越冬し、春に渡去する鳥
旅鳥 春と秋の渡りの時期に立ち寄る鳥
漂鳥 国内を季節移動する鳥
迷鳥 通常は渡来も通過もしないが、悪天候などで迷い込んだ鳥