本文
展示鳥類剥製(ムクドリ)
ムクドリ
ムクドリ
鳥名
ムクドリ【椋鳥】スズメ目ムクドリ科ムクドリ属(英名 White-cheeked Starling)全長24cm
季節・分布
留鳥として、県内各地の平野部に普通に生息し、集落周辺で繁殖。秋季にはヨシ原や市街地の街路樹などに大群でねぐらを形成。
生息環境
平地から山地の市街地や農耕地、芝地、河原、果樹園など。
行動
1年を通して群れで行動し、草丈の低い場所を歩きながら、昆虫類やミミズ、節足動物などの他、木の実もよく食べる雑食性。
形態
雌雄ほぼ同色。雌雄とも嘴基部に青みがある。雄は頭部から頸の黒みが強く、雌は淡色。若鳥は全体に淡色。
鳴き声
「ギュル」「チッ」「キュ」などと鳴く。
特徴
「ムクドリ大」などと鳥の大きさの物差しにされる身近な鳥。集団でねぐらを作ることで知られ、ねぐら入りの前には大きな群れが巨大な生物がうごめくように飛び交う様子をみることができる。和名はムクノキの果実を好んで食べることに由来する説や、樹木に集団でねぐらをとることから「群木鳥」が転じたという説がある。
用語解説
留鳥 同じ地域に一年中生息し、季節移動しない鳥
夏鳥 春になると南方から渡来して繁殖し、秋に渡去する鳥
冬鳥 秋に北方から渡来して越冬し、春に渡去する鳥
旅鳥 春と秋の渡りの時期に立ち寄る鳥
漂鳥 国内を季節移動する鳥
迷鳥 通常は渡来も通過もしないが、悪天候などで迷い込んだ鳥