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令和6年7月の大気中のトリクロロエチレン濃度超過について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0682525 更新日:2024年8月8日更新

 県では、県央地域の3地点で、大気中のトリクロロエチレンのモニタリング調査を毎月実施しており、7月の調査の結果、2地点で基準値を超えて検出されました。
 トリクロロエチレンの環境基準 注1)は年平均値(12回測定)と比較して評価するものであり、今回の結果をもって直ちに健康に影響が出るものではありません。
 なお、昨年度は、全3地点で環境基準を達成しています。
 県では、調査地点周辺のトリクロロエチレン使用事業所への立入検査を継続するとともに、4カ月連続で基準値を超過した燕市蔵関については周辺調査を実施する予定です。

    注1): 人の健康を守るために維持されることが望ましい基準であり、国が定める行政上の政策目標

1 調査結果の概要

調査地点 試料採取日 トリクロロ
エチレン濃度
基準値

天候 注2)

主風向 注3)

燕市燕 7月8日~7月9日
(24時間連続採取)
320μg/m3 130μg/m3 雨-雨 南南西
燕市蔵関 7月8日~7月9日
(24時間連続採取)
180μg/m3 ​130μg/m3 雨-雨 南南西

    注2):天候欄は左側に採取容器の設置時、右側に回収時の天候を記載
    注3):試料採取日に燕測定局で観測した風向のうち、最も頻度が多い風向を記載

2 排出抑制に向けた県の取組

○ 立入検査による指導・助言及びセミナーの開催などを通じて、ガイドライン 注4)等による排出抑制の取組及び国や市の支援制度を周知していきます。
○ ガイドライン等における排出抑制の取組事項の履行状況を確認するため、立入検査を強化し、適合した事業所を公表する取組を実施しています。

注4):県が事業者向けに、比較的取り組みやすい排出抑制対策などをまとめた「トリクロロエチレンの排出抑制に向けた自主的取組ガイドライン」

【参考】
トリクロロエチレン

・健康への影響:中枢神経への障害、肝臓腎臓への障害、呼吸機能低下を及ぼすと言われている。また、腎臓がんのリスクが増加すると言われている。
・用    途:金属加工部品の脱脂等

 

報道発表資料 [PDFファイル/163KB]

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