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令和2年度の異常水質事案の発生状況
令和2年度の異常水質事案(油流出事故、魚類へい死事案等)の発生状況を取りまとめました。
1 県に連絡があった事案件数
令和2年度は295件で、前年度(令和元年度)の215件から80件増加しました。
内訳は、油流出278件、魚類へい死8件、その他10件でした。
※ 油流出による魚類へい死が1件あり、油流出と魚類へい死の両方にカウントしているため、内訳の合計と事案件数は合わない
年度 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 |
---|---|---|---|---|---|
油流出 | 206件 | 240件 | 175件 | 193件 | 278件 |
魚類へい死 | 11件 | 8件 | 14件 | 12件 | 8件 |
その他 | 8件 | 20件 | 10件 | 11件 | 10件 |
事案件数 | 225件 | 268件 | 198件 | 215件 | 295件 |
- 油流出事故の原因は、ホームタンクからの灯油の小分け中に現場を離れるなどの「取扱不注意」によるものが依然として第1位(114件、原因判明事案中の57%)となっています。
- 油流出事故は、前年度よりも大幅に増加しました(前年度比85件増加)。令和3年1月の豪雪や新型コロナウイルス感染症拡大による在宅時間の増加が要因と考えられます。
- 魚類へい死事案の原因は、油流出によるものが1件、冷水病によるものが1件、その他(原因不明を含む)が6件でした。
- その他の事案は、事業者の管理不徹底・取扱不注意による汚水を含む水の流出等10件の発生がありました。
2 県の対応
- 異常水質事案が発生した場合は、国、市町村、消防等の関係機関と連携し、被害の拡大防止及び原因究明に努めています。
- 関係機関、石油販売店などと連携し、油流出事故の防止を呼びかけています。
<例>
・ ポスターの掲示、ラジオや新聞等を活用した広報
・ 各家庭及び事業所へのチラシやステッカーの配布 - 油流出事故による河川等の環境への影響や取水停止等の社会的影響について、様々な広報媒体を通じて意識啓発を図ります。
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