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新潟海域における総水銀の環境基準値超過について(第1報)
県では、水質汚濁防止法に基づく水質測定計画により、県内の公共用水域の水質を監視しています。
新潟海域の調査地点9地点のうち1地点で総水銀が環境基準値(0.0005mg/L)を超えて、0.0006mg/L検出されました。
1 調査概要等
新潟海域では、9地点を年6回調査しており、そのうち総水銀は年4回測定しています。
昭和53年に総水銀が2地点で1回だけ検出されていますが、昭和54年以降は検出されていません。
直近の5月の調査においても9地点全てで総水銀は検出されていません。
(昭和53年の測定値 新潟海域No.15:0.0007mg/L、新潟海域No.16:0.0010mg/L)
2 調査結果(試料採取日 令和6年6月4日)
海域名 |
調査地点 |
総水銀※1 |
アルキル水銀※2,3 |
新潟海域 |
No.11 |
0.0006mg/L |
検出されず |
その他の地点 |
0.0005mg/L未満 |
- |
|
|
環境基準値 |
0.0005mg/L以下 |
検出されないこと |
※1 総水銀は、無機水銀やアルキル水銀等の水銀及びその化合物の総称
※2 アルキル水銀は、メチル水銀、エチル水銀等の総称
※3 総水銀が検出された場合、アルキル水銀を測定する。
3 今後の対応
県では関係機関と協力し、追加で水質調査を実施する予定です。
【参考】
水銀及びその化合物
1 健康への影響
・中枢神経障害等を及ぼすといわれている。
2 用途
・工業用、農薬用、医薬用などに使用。
アルキル水銀
1 健康への影響
・諸臓器特に脳に蓄積して、知覚障害、運動失調、視野狭窄等の中枢神経障害を及ぼすといわれている。
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