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五泉市村松乙地内における鉛等による土壌汚染について
五泉市村松乙地内における鉛等による土壌汚染について
五泉市村松乙地内の事業場で、事業者が実施した土壌調査の結果、鉛が土壌溶出量及び含有量基準値を超えて検出され、テトラクロロエチレン等が土壌ガスから検出された旨、新発田地域振興局(環境センター)に本日報告がありました。
調査結果の概要及び県の対応は次のとおりです。
1 概要
(1) 調査地点:五泉市村松乙地内
(2) 試料採取日:令和6年9月19日~令和6年9月20日
(3) 検出状況※1:
〇 土壌溶出量
有害物質の種類 |
調査結果 |
基準値 |
鉛及びその化合物 |
0.011~0.033 mg/L |
0.01 mg/L 以下 |
○ 土壌含有量
有害物質の種類 |
調査結果 |
基準値 |
鉛及びその化合物 |
250 mg/kg |
150 mg/kg 以下 |
○ 土壌ガス調査※2結果
有害物質の種類 |
調査結果 |
検出下限値 |
テトラクロロエチレン |
1.1 volppm |
0.1 volppm |
トリクロロエチレン |
0.1 volppm |
※1 事業者は土壌調査と同時に事業場敷地内での地下水調査を実施し、いずれの項目も環境基準値を超過していないとのことです。
※2 土壌ガス調査は、土壌中の気体に含まれる有害物質の量を測定する調査です。土壌ガス調査で有害物質が検出下限値を超えて検出されると汚染された土壌とみなされます。
2 県の対応
・周辺に水道水源がないことを確認しました。
・飲用井戸の所有者への飲用指導を五泉市に要請しました。
・営業用井戸の所有者への飲用指導を実施しました。
・農業用井戸の所有者から、既に取水していないことを確認するとともに、安全が確認されるまで取水しないよう要請しました。
・周辺の地下水調査を実施し、汚染の有無等を確認します。
(参考)
○ テトラクロロエチレン
1 健康への影響
中枢神経系への障害、肝臓・腎臓への障害を及ぼすといわれており、発がん性のおそれがあるといわれている。
2 用途
ドライクリーニングの溶剤や繊維洗浄、金属加工における脱脂剤等に使用される。
○ トリクロロエチレン
1 健康への影響
中枢神経系への障害、肝臓・腎臓への障害、呼吸機能低下を及ぼすといわれている。
2 用途
金属加工部品の脱脂等。
○ 鉛及びその化合物
1 健康への影響
疲労、頭痛、関節痛、胃腸障害、中枢神経障害、末梢神経障害を及ぼすといわれている。
2 用途
鉛蓄電池、ハンダ、合金原料、電線被覆、顔料、銃弾、プラスチック安定化剤等に使用。
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