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足環のついている鳥を見つけたら
足環がついている
・色付きの足環が複数付いているドバトの場合⇒個人の所有物のハトです。1へ
・ドバトではない。金属の足環が1つ付いている場合⇒野鳥の可能性が高いです。2へ
1.色付きの足環が複数付いているハト⇒レースバト、伝書バト
色、模様のタイプは様々ですので、見た目は異なるものもいます
足環のついた鳩のほとんどは、レースバト、いわゆる伝書バトです。
これらは個人の所有物(ペット)であって野鳥ではありませんから、基本的に愛鳥センターでは扱いません。
日本には「日本鳩レース協会」と「日本伝書鳩協会」という2つの団体があります。ほとんどのレースバトは、いずれかの協会会員が飼育しているものです。レースバトには迷いバト防止のため足環がつけられていて、この足環から飼い主に連絡できるようになっています。足環は2つないし3つ付いています。
このような足環が付いています。色は様々です。
飼い主の氏名・電話番号が書いてある足環が付いている⇒直接飼い主に連絡して指示を受けてください。
飼い主の氏名・電話番号が書いてある足環がない、飼い主に連絡が取れない⇒足環の記号・番号を読み、所属の協会に連絡してください。
「JAPAN」または「JPN」で始まる足環
例)JPN 09 AB 12345
日本鳩レース協会の会員が所有するハトです。下記にご連絡ください。
連絡先:日本鳩レース協会
電話:0120-810-118
受付時間:平日 9時00分~17時00分(12時00分~13時00分を除く)、土曜日 9時00分~12時00分(第1、第3、第5土曜日のみ)
NIPPONで始まる足環
例)NIPPON 2009 123456
日本伝書鳩協会の会員が所有するハトです。下記にご連絡ください。
連絡先:日本伝書鳩協会
電話:03-3801-2789
受付時間:平日 9時00分~17時00分(12時00分~13時00分を除く)、土曜日・日曜日・祝日・年末年始は留守電のみ
※これはハトでも野鳥です
キジバト
アオバト
2.金属の足環が1つ付いている⇒野鳥
「KANKYOCHO TOKYO JAPAN」」または「KANKYOSHO TOKYO JAPAN」で始まる足環がついている場合は環境省が行う鳥類標識調査用の足環を付けた野鳥です。
例)KANKYOSHO TOKYO JAPAN 10A 12345
この標識調査を行うことによって、鳥類の渡りや生活、寿命、死因などについての情報を知ることができます。
このような足環です
例)足環の付いたアオジ
・標識調査の足環をつけた鳥が元気で生きたまま捕まったら
⇒足環に記されている文字、記号、番号をメモした後、足環をつけたまま鳥を放してあげてください。情報は山階鳥類研究所へ連絡してください。
・標識調査の足環をつけた鳥がケガをしている場合
⇒愛鳥センターへご連絡ください。
・標識調査の足環をつけた鳥が死んで見つかった場合
⇒できるだけ足環をとりはずし、情報(発見者の氏名・住所、足環の番号、発見年月日、発見場所、種類、性別、年令など)と一緒に山階鳥類研究所へ送付してください。または愛鳥センターへご連絡ください。
連絡先:山階鳥類研究所 標識研究室
〒 270-1145 千葉県我孫子市高野山115
Tel: 04-7182-1107
Fax: 04-7182-4342
E-mail: BMRC@yamashina.or.jp
上記どちらでもない、または判断がつかない場合は愛鳥センターまでご連絡ください。