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ダムの種類

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0048523 更新日:2019年3月29日更新

 ダムの種類(形式)はコンクリートを材料とするコンクリートダムと土や岩石を材料とするフィルダムに分類されます。
 新潟県土木部が管理している19ダムの内、15ダムが重力式コンクリートダム、1ダムが中空重力式コンクリートダム、1ダムがアーチ式コンクリートダム、2ダムがゾーン型フィルダムとなっています。

コンクリートダム

コンクリートダムは堤体をコンクリートで造るダムで、比較的岩盤の良い所に計画されます。

アーチ式コンクリートダム

貯水池からの水圧をアーチ構造により左右と下部の岩盤に伝える形式のダムで、強固な岩盤を有する渓谷に計画されます。
例:奥三面ダム

重力式コンクリートダム

貯水池からの水圧をダムの重量で支える形式のダムで、堅い岩盤のあるところに計画されます。
例:三面、笠堀、新保川、鯖石川、下条川、加治川治水、胎内川、早出川、大野川、刈谷田川、正善寺、久知川、破間川、城川、広神ダム

中空重力式コンクリートダム

設計は通常の重力式と同様の考え方に基づいていますが、体積を節約するために内部に空洞を持っています。
例:内の倉ダム

コンクリートダム模式の画像
コンクリートダム模式図

バットレスダム

 貯水池からの水圧をコンクリートの版で受け、それを壁で支える形式のダムです。

フィルダム

フィルダムは基本的に石や土を組み合わせて造るダムで、重力式ダムができないような比較的岩盤の弱い所でも造ることができるという特徴があります。

ゾーン型フィルダム

この形式のダムは岩石や土を組み合わせて透水ゾーン、半透水ゾーン、遮水ゾーンを構成することで貯水する形式のダムです。
例:大谷ダム、柿崎川ダム

表面遮水型フィルダム

貯水池側にアスファルトやコンクリートなどの人工の遮水壁を持ち、堤体は透水性のある岩石により構成される形式のダムです。

均一型フィルダム

堤体の大部分が粒の細かい土砂で造られるダムで、高さは30m程度と比較的低いものが造られます。

フィルダム模式の画像
フィルダム模式図

 

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