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【柏崎】「令和5年度柏崎地域災害時食のセーフティネット検討会」を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0592432 更新日:2023年6月29日更新

検討会の概要

新潟県柏崎地域振興局健康福祉部では、平成19年7月16日の新潟県中越沖地震の発生から令和4年で15年を迎えたのを機に、食を通じた防災・減災対策のさらなる推進に向けて検討会を開催し、新たな課題を反映した家庭用備蓄「いのちを守る 未来につなぐ 食のそなえリーフレット」を産学官の関係者で策定しました。今年度の検討会では完成したリーフレットを活用した食の備えの推進に向けて、関係者で協議しました。

◎ 開催日時  令和5年6月13日(火曜日)午後2時から4時まで

◎ 会  場  新潟県柏崎地域振興局

◎ アドバイザー 日本災害食学会理事・副会長 新潟大学大学院客員教授  別府 茂 氏

◎ 構成メンバー(順不同)

柏崎市刈羽郡医師会、新潟県栄養士会柏崎支部、食生活改善推進委員協議会柏崎支部、公益社団法人中越防災安全推進機構、中越沖地震メモリアルまちから、柏崎食品衛生協会、株式会社柏崎魚市場、株式会社ブルボン、ホリカフーズ株式会社、一般社団法人健康ビジネス協議会、刈共株式会社、SUPER CENTER PLANT-5刈羽店、柏崎市、柏崎市教育委員会、刈羽村、刈羽村教育委員会、新潟県柏崎地域振興局

【当日の内容】

1 ふりかえり「柏刈地域の食を通じた防災・減災対策推進事業」について

2 取組及び情報共有「関係組織団体による『いのちを守る 未来につなぐ 食のそなえリーフレット』の活用と今後の展開」                   

3 アドバイザーによるミニ講義「頻発する自然災害に備える-災害食の最新-」

4 事業提案「地域災害食普及リーダー養成事業」について

5 全体討議

部長あいさつ

 

講義「頻発する自然災害に備える-災害食の最新-」

本検討会のアドバイザーである別府茂先生から講義をしていただきました。

〇 防災をコンセプトとした商品開発や企画が様々な企業で進んでいる(例示:住宅メーカー、クルマ、クリーニング業、食品)。

〇 家庭用備蓄では災害専用食品の備蓄からローリングストックに変わりつつある(例:「いのちを守る 未来につなぐ 食のそなえリーフレット」やにいがた防災ステーションによる「ローリングストック普及キャンペーン」の取組)。

〇 地震の場合、災害時の食生活被害と対策の順序として(1)住宅の喪失 (2)物流の停止 (3)電気、水道、ガスの停止が考えられ、(1)耐震性の向上 (2)ローリングストック (3)ライフライン代替をそれぞれ検討しておかなければならない。地震による家屋被害は、住宅の耐震性を考慮した対策を進めなければならない。

〇 避難所と自宅避難では用意する食料が異なる(人数のちがい、平時に調理しているかどうか)。家庭におけるライフライン対策は重要であり、お湯が沸かせると食べられる食品の種類を広げることができる。

〇「柏刈地域の食の歳時記」に代表される地域の文化や昔から伝わる郷土料理は、備蓄や作り置きにも便利であり、活用が求められている。

〇 食品を選ぶ際の基準・参考として「日本災害食認証制度」や「おもいやり災害食認証制度」などもリーフレットでは二次元コードをつかってアクセスしやすい内容としている。

〇 日本災害食認証制度は宇宙日本食認証制度と相互乗り入れを図り、国際規格に展開している。

新潟県柏崎地域の取組が今後も全国に向けて発信されることを期待する。

アドバイザー画像

アドバイザーの講義を受け、柏崎・刈羽地域で次世代への食の面からの防災教育の実践や地域振興を目的に「地域災害食普及リーダー養成事業」について企画提案しました(事業実施:NPO法人aisa)。

事業の展開については、検討会構成組織団体である企業や防災組織、保健医療団体、行政と連携しながら実施していくこととなりました。

意見交換

 

新潟県柏崎地域振興局では、今後も柏刈地域の食の備えを推進していきます。

 

会議資料

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