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【柏崎】日本初「栃ヶ原地すべり集水井」について高柳小学校で特別授業を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0230277 更新日:2019年10月16日更新

令和元年9月27日(金曜日)に高柳小学校で「栃ヶ原地すべり集水井」についての授業を行いました。「栃ヶ原地すべり集水井」は、今年7月の国の文化審議会で登録有形文化財に答申され、近々の官報告示により正式登録となります。

授業には、全校児童9名の他、保護者や地元住民の方々にも参加いただきました。

 

授業の様子

はじめに紙芝居を使って、地すべりの特徴、発生する原因、集水井の仕組みや建設の方法等を学習しました。

当時を語る

集水井が建設された当時(昭和30年)の様子を栃ヶ原に住んでいた中村和成さんから語っていただきました。

第1号集水井

国内で初めて造られた「栃ヶ原地すべり第1号集水井」を見学しました。井戸の側面には、銘板がはっきりと確認することができます。

井戸の中を観察

普段は見ることができない井戸の中を観察しました。井戸の深さにびっくり。たくさんの地下水がたまっていることに驚いていました。

点検用カメラ

点検用カメラを使って、井戸の深いところにあるパイプから地下水が井戸に集まる様子を観察しました。勢い良く地下水がパイプから出ている様子を確認できました。

地すべりの本

今回の授業の内容を小学生向けの物語にした本を制作しました。国内初の集水井が造られた背景や当時の様子を知ることができます。

 

「地すべり」や「集水井」といった普段あまり聞いたり見たりすることのない内容の授業でしたが、児童からは、「高柳に地すべりがあったことを初めて知った。」「昔の人がすごいものをつくって、高柳を守っていることを知ることができて良かった。」といった感想がありました。また保護者の方からも「栃ヶ原地すべり」のお話の本を読んでみたいとの感想をいただきました。

新潟県は、全国でも地すべりの発生箇所がとても多く、たくさんの対策施設が建設されています。昔の人が苦労してつくった施設が今でも地域を守り、その技術が多くの地すべり発生箇所で活かされていることを知ってもらう貴重な機会となりました。

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