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乳幼児突然死症候群(SIDS)について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0320645 更新日:2024年11月7日更新

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは

 睡眠中に赤ちゃんが死亡する乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気があります。

 乳幼児突然死症候群(SIDS)は、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気です。

  • 12月以降の冬期に発症する傾向が高いことから、こども家庭庁は平成11年度から毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間としています。
  • 令和5年には全国で48名の乳幼児(うち、1歳未満の乳児は46名)がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第5位となっています。
 乳幼児突然死症候群(SIDS)での乳児(1歳未満)死亡数  資料:厚生労働省「人口動態統計」
  令和3年 令和4年 令和5年
全 国 81人 44人 46人
新潟県 0人 3人 1人

乳幼児突然死症候群のリスクを下げるために

 乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因はまだはっきり分かっていません。
 しかし、次の3つを守ることで発症の可能性を小さくできるということが、こども家庭庁ホームページに掲載されている平成9年度「乳幼児死亡の防止に関する研究」の結果で明らかになっています。

(1)1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう

 うつぶせに寝かせたときの方が、あおむけ寝の場合に比べてSIDSの発症率が高いと報告されています。医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせるようにしましょう。
 また、なるべく赤ちゃんを一人にしないことや、寝かせ方に対する配慮をすることは、窒息や誤飲、けがなどの事故を未然に防ぐことになります。

(2)たばこはやめましょう

 たばこは、SIDS発生の大きな危険因子です。平成9年度「乳幼児死亡の防止に関する研究」の調査結果では両親の喫煙により4.67倍多く発生すると報告されています。
 また、妊娠中の喫煙は、おなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にもよくない影響を及ぼします。
 妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

(3)できるだけ母乳で育てましょう

 母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃんと比べてSIDSの発症率が低いと報告されています。
 人工乳がSIDSを引き起こすわけではありませんが、赤ちゃんが、よろこんで飲み、体重が順調に増えているなら、できるだけ母乳を与えましょう。
 ※ただし、医学上の理由等で人工乳(粉ミルク)の方が適している場合もありますので、周囲の方はご理解をお願いします。

こども家庭庁(啓発用リーフレット) [PDFファイル/1MB]

このページに関する情報

こども家庭庁ホームページ<外部リンク>

妊娠・出産・子育てに関する情報はこちらから(新潟県ホームページ「ごきげんベイビィ」)

乳幼児突然死症候群(Sids)の画像

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