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春の交通事故に気を付けましょう!~こどもを交通事故から守るために
春の交通事故に気を付けましょう!
春は、新入園、新入学のこどもたちが元気よく外で遊ぶ姿を見かける季節です。
遊びに夢中になるこどもたちにとって、最も身近な危険は交通事故であり、交通事故からこどもたちを守るのは、お父さん、お母さんをはじめとする大人の責任です。
こどもたちを交通事故から守るためには、家庭での交通安全教育が重要です。
家庭で交通安全について話し合い、しっかりと交通ルールを教えましょう。
また、自転車に乗車させる際は、全ての座席でシートベルトを着用させ、6歳未満のこどもにはチャイルドシートを正しく使用しましょう。
保護者の皆さんへ
『まず保護者が模範を示しましょう!』
こどもは大人のまねをします。保護者自身が交通ルールを守って、こどもの模範となるよう努めましょう。
『通学路を一緒に点検しましょう!』
こどもと一緒に通学路等を歩いて、危険な場所などをこどもの目線で確認し、安全な通行方法を一緒に考えましょう。
『なぜ?飛び出しや車の直前直後の横断が危険であるか、理解させましょう』
道路を横断する際は、必ず一旦停止し、左右の安全を確かめることが習慣となるようにしましょう。
また、駐車や停車している車の直前直後の横断は、他の車から見えにくく、ドライバーからも見落とされやすいことを理解させましょう。
『安全な横断方法を一緒にやってみましょう!』
信号の色の意味や利用方法を教えるとともに、たとえ青信号であっても、左右の安全確認や近づいてくる車がいないことを確認させましょう。
こどもの特性
●ひとつのものに注意が向くと、周りのものが目に入らない
●衝動的に行動をおこす
●あいまいな言葉は理解できない
●物陰で遊ぶ
●大人のまねをする
などが挙げられます。
こどもに対する交通安全指導は、単に「危ない」、「注意しなさい」といった抽象的な言葉だけでなく、「何が」・「どうして危険なのか」を考えさせ、具体的に説明してあげましょう。
こどもを交通事故から守るために ~ドライバーの皆さんへ
●「生活道路では特に注意が必要です」
こどもの事故の多くは、自宅付近の道路で発生しています。
交通量の少ない住宅街などの生活道路では、こどもの早期発見に努めましょう。
●「こどもを見かけたら反対側の確認も重要です」
こどもを発見した時は、飛び出しを警戒するとともに、反対側からの別のこどもの飛び出しにも十分注意しましょう。
●「右左折時は側方の安全確認も必要です」
特に、信号機のある交差点では、目の前の横断歩道だけでなく、側方にも注意を向け、こどもの横断に十分注意しましょう。
●「駐車車両等の陰にも注意が必要です」
駐車車両や電柱等の陰に小さなこどもの姿は隠れてしまいます。物陰からの急なこどもの飛び出しに注意しましょう。
●「横断歩道周辺では、確実に減速しましょう」
横断歩道の周辺では、斜め横断や飛び出しに注意しましょう。
また、小さなこどもは手を挙げればどこでも横断できると思っていることも少なくありません。横断歩道近くでは確実に減速して、急な横断に対処できるようにしましょう。
『ドライバーの皆さんは、こどもを見かけたら、減速して動静を注意して見るとともに、思いやりを持った運転でこどもたちを交通事故から守りましょう』