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胎内第三発電所【新潟県企業局】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0049235 更新日:2019年9月4日更新

砂防ダムの落差を利用した発電所

施設の紹介

  • 胎内第三発電所は、昭和58年11月から運転を始め、発電の最大出力は2,000kWです。
  • 全国的にも珍しいS型チューブラ水車を使用した半地下式の発電所です。(S型チューブラ水車を国内で初めて採用しました。)
  • 胎内第二発電所の約1.5km下流にあり、隣接する胎内川第一号堰堤(砂防ダム)を利用して取水しています。
  • 発電所は無人化されていて、新潟県村上市坂町にある新潟県発電管理センターから監視・制御しています。

砂防ダムを利用した胎内第三発電所の画像
砂防ダムを利用した胎内第三発電所(写真右地下)

主な施設

胎内第一堰堤(砂防ダム)

胎内第三発電所は、砂防ダム(胎内第一堰堤)を利用した発電所です。周辺には、同様に砂防ダムを利用した胎内市(旧黒川村)の鹿ノ俣発電所があります。

S型チューブラ水車

胎内第三発電所の水車は、全国的にも珍しいS型チューブラ水車を採用しています。鉄管路が発電所の中でS型に曲がっています。

全国的にも珍しいS型チューブラ水車の断面のイラスト
全国的にも珍しいS型チューブラ水車

発電所のあゆみ

  • 胎内第三発電所は、既設砂防ダムの上流から取水し、水路によってダム直下流に導水発電する水路式発電所として昭和57年に着工し、翌年に運転を開始しました。
  • 県立自然公園内の建設で、周辺の景観を損なわないように、立坑型の半地下式としました。
  • 当時は、低落差の発電計画が注目を集めて、その担い手になるであろうと考えてS型チューブラ水車を採用しました。

主なデータ

胎内第三発電所の主なデータ
発電所の場所 新潟県胎内市熱田坂
発電開始 昭和58年11月16日
発電所の形式 水路式(落差を得る方法による分類)・流れ込み式(運用の方法による分類)
出力 最大出力 2,000kW 常時出力 350kW
使用水量 最大使用水量 毎秒17.4立法メートル 常時使用水量 毎秒4.25立法メートル
有効落差 14.01m
水系河川名 胎内川水系胎内川
管理・運転 新潟県発電管理センター(新潟県村上市坂町)
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