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新潟臨海工業用水道【新潟県企業局】
阿賀の水を産業基盤整備に役立てています
施設の紹介
- 新潟臨海工業用水道は2つの区域に分かれており、山ノ下・松浜地区を「臨海西部」、新潟東港周辺地区を「臨海東部」と区別しています。
- 取水は阿賀野川河口から約36km上流の阿賀野川頭首工から行っており、給水能力は全体で130,000立法メートル/日となっています。
- 浄水場に至るまでの阿賀野川頭首工、用水路、導水施設等は、農林水産省・新潟東港地域水道用水供給企業団、水原町外3ヶ町村水道企業団(現阿賀野市上下水道局)等が共同事業形式で設置を行い、地元の土地改良区連合会を含めた中で維持管理がされています。
新潟工業用水道事務所(浄水場)全景
主な施設
阿賀野川頭首工(取水設備)
新潟臨海工業用水道の水は、阿賀野市小松にある阿賀野川頭首工から取水しています。この施設から取水された水は、かんがい用水や上水道などにも使用されています。
阿賀野川に設けられた阿賀野川頭首工(新潟県阿賀野市小松)
導水路(阿賀野川右岩幹線用水路)
頭首工で取水された水は、導水路によって下流域に導かれています。この施設も頭首工と同じく農林水産省・新潟東港地域水道用水供給企業団・水原町外3ヶ町村水道企業団(現阿賀野市上下水道局)等が共同事業形式で設置を行ったものです。
阿賀野川右岸幹線用水路
沢口分水場・沢口ポンプ場
導水路を通ってきた水は、沢口分水場でかんがい用水が分水されます。さらに分水された工業用水道と上水道の水は沢口ポンプ場から管路により浄水場へポンプで送られます。
沢口導水ポンプ場
高速凝集沈殿池(アクセレーター)
川の水に薬品を混ぜ、泥を取り除くための施設です。
新潟臨海工業用水道の高速凝集沈殿池
天日乾燥池
沈殿池からの泥を天日で自然乾燥させるための池です。
新潟臨海工業用水道の天日乾燥池
工業用水道のあゆみ
- 新潟臨海工業用水道は、昭和39年12月に新産業都市建設促進法に基づき指定された「新潟地区」の中核である新潟東港後背地に造成された工業団地を中心に給水を行うため、昭和45年度から計画給水能力100,000立法メートル/日の施設の建設に着手し、昭和50年10月から工業用水を供給しています。
- また、地盤沈下対策の一環で建設され、県内最初の工業用水であった「山ノ下工業用水道」は、その取水口が阿賀野川河口にあり塩害等の問題がありましたが、この問題解消のため平成2年7月に新潟臨海工業用水道に接続一元化されています。
旧山ノ下工業用水道浄水場
主なデータ
水系河川名 | 阿賀野川 | ||
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取水地点 | 新潟県阿賀野市小松地先 | ||
給水区域 | 新潟市山ノ下工業地帯・新潟東港臨海工業地帯 (新潟市及び聖籠町の一部) |
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給水開始 | (西部系)昭和33年7月 (東部系)昭和50年10月 |
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給水能力 | 130,000立法メートル/日 | ||
基本契約水量 | (西部系)27,817立法メートル/日 (東部系)68,880立法メートル/日 |
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料金 | 基本料金 | (西部系)23.00円/立法メートル (東部系)24.00円/立法メートル |
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特定料金 | (西部系)29.90円/立法メートル (東部系)31.20円/立法メートル |
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超過料金 | (西部系)46.00円/立法メートル (東部系)48.00円/立法メートル |
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管理・運転 | 新潟工業用水道事務所(新潟県新潟市北区笹山) |
〔平成29年11月現在〕