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オランダ 北ホラント州との交流
北ホラント州の概要
面積 | 2,664平方kmオランダで4番目の広さ (新潟県の面積は12,582平方km) |
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位置 | オランダ北西部 |
人口 | 2,831千人(新潟県とほぼ同じ) |
州都 | ハーレムHaarlem 人口16万人(新潟市 北緯37度 人口約80万人) |
オランダの概要
正式名称 | オランダ王国Kingdom of the Netherlands |
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面積 | 41,864平方km(九州とほぼ同じ面積) |
首都 | アムステルダム |
州数 | 12 |
通貨 | ユーロ |
位置 | サハリンとほぼ同じ緯度 |
気候 | 暖流の影響で温暖。気温は夏が17℃、冬が4℃ |
人口 | 1,718万人(2017年12月、オランダ中央統計局) |
主な言語 | オランダ語 |
主な民族 | ゲルマン系 |
主な都市 | アムステルダム Amsterdam:首都で、経済の中心地 ロッテルダム Rotterdam:北ヨーロッパ随一の貿易港あり デンハーグ Den Haag:国会や各国代表機関があり、行政の中心地 |
※各データは外務省ホームページによる。(2019年17月現在)
新潟県との関わり
平成9(1997)年10月 | 知事を団長とする訪問団を派遣、県知事と州副知事の間で、経済、技術協力、学術、文化など幅広い分野で交流と協力を積み上げていく旨の合意書を取り交わした。 |
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北ホラント州新潟フェア(アルクマール市) | |
平成10(1998)年10月 | 北ホラント州代表団の受入 |
ホラント州フェアの開催(新潟市) | |
全国都市緑化にいがたフェアでオランダ北ホラント州花壇を設置 | |
新潟オランダ協会の設立 | |
平成12(2000)年5月 | ハワイ州代表団が来県 |
平成11(1999)年4月 | 新潟オランダ祭り‘99開催 |
新潟県代表団の派遣 | |
経済セミナーの開催(アムステルダム) | |
平成12(2000)年2月 | フローラ(西フリースラントの花の博覧会)参加 |
平成12(2000)年4月 | 北ホラント州訪問団の受け入れ |
経済セミナー開催(新潟市) | |
園芸技術セミナーの開催(県園芸研究センター) | |
日蘭交流400周年記念事業開催(新潟オランダ祭り2000) | |
平成13(2001)年4月 | 新潟オランダ祭り2001開催 |
平成13(2001)年5月 | 新潟県代表団の派遣 |
経済セミナーの開催(ハイロー市) | |
緑の交流と「記念植樹」(ホールン市クルシウス農業学校) | |
平成14(2002)年6月~8月 | 「フロリアート2002」へ参加 |
平成14(2002)年7月 | 新潟県教育長等の派遣 |
平成14(2002)年10月 | 北ホラント州小規模訪問団の受入 |
緑の百年物語フェスティバルへ駐日オランダ大使等の参加(新潟市) | |
「オランダ・花のフォーラム」開催 | |
北ホラント州からチューリップ球根寄贈 | |
平成15(2003)年10月 | 北ホラント州政府関係者の受入 |
平成16(2004)年5月 | 「オランダdeトーク和蘭花まつり」開催 |
平成19(2007)年4月 | 新潟オランダ祭り’07の開催 |
平成20(2008)年4月 | 新潟オランダ祭り’08の開催 |
平成21(2009)年~ | 新潟オランダ祭りを毎年4月に開催 ※新潟オランダ祭り’11については、東日本大震災の影響により中止 |
地理・気候・風土
オランダは、北海に面し、サハリンとほぼ同じ北緯の位置にあります。気候は暖流の影響で温暖で、平均気温は、夏が17度、冬が4度程度です。
オランダは長く続く海岸線、趣ある数々の村や街、美しい自然に恵まれています。海岸はサーフィン、セイリング、水泳にも最適で、内陸でもウォータースポーツが楽しめます。
オランダ国土の約半分は海抜ゼロメートル以下にあります。この「低オランダ」はほとんどが平坦なポルダー地帯(干拓地)です。ボルダーは堤防に囲まれ、地下水レベルが人工的に調節されています。
政治
女王弁務官と呼ばれる人が正式行事等には州の代表として出席するので、この人が州知事といえます。政府が任命します。
州政府の役割は、環境管理、土地開発、エネルギー供給、社会福祉事業、スポーツ・文化の政策の施行があげられます
オランダは立憲君主制をもち、現在の元首はベアトリクス女王(HM Queen Beatrix)です。立法権は二院からなる議会にあります。上院は75議席、下院は150議席です。政党の数が多く、単独政権成立の可能性が低くなっています。行政権は首相を長とする内閣にあり、閣僚は女王によって任命されます。
また、権限は国、州、地方自治体に分散されている他、実用上の権限をもつ地域治水委員会があります。人口10万人を超える自治体は区議会を設けることが可能で、2002年現在では、アムステルダムとロッテルダムで自治体内の分権を実施しています。
参考:『オランダにフォーカス』(オランダ外務省国際広報・コミュニケーション部)
経済・産業
北ホラント州にはヨーロッパ交通の要衝の一つであるスキポール空港、及び経済の中心地アムステルダムがあることから、オランダ経済で重要な役割を果たしています。何世紀にもわたって国際貿易の中心でしたが、今日においても道路、鉄道、水路、航路といった交通網が極めて整備されていることから国際企業が多く、特に輸出が盛んです。観光もアムステルダムや海岸部では重要な産業です。また、出版、報道関係の企業が多いことは北ホラント州の特徴といえます。
オランダ全体の経済としては、国土が小さく、人口も少ない国ですが、強力な経済力を持っています。輸出国として世界第5位にランクされており、国内総生産は9,129億ドル、失業率は約4%です。安定した経済は、労組、企業、政府間の密で組織だった協議によって支えられており、労使はこのために設けられた機関の中で絶えず話し合いを行っています。
また、ヨーロッパの中央に位置する有利な立地条件、フレキシブルな労働時間、多言語をこなす優秀な熟練労働力のおかげで多数の外国企業がオランダに拠点をおいています。さらに、ロッテルダム港、スキポール空港など人と貨物の輸送インフラを始め、電子インフラも発達しており、国民総生産の半分以上は貿易によるものです。
サービス業はオランダ最大の産業で、国内総生産の2/3以上、労働人口の4分の3を占めています。情報・通信技術部門は、経済構造変革に結びつくテクノロジーの新しい発展に迅速に呼応しています。また、アグロ・インダストリー、化学、エレクトロニクス、金属に代表される強力で多様な製造分野も、重要な位置を占めています。
参考:『オランダにフォーカス』(オランダ外務省 国際広報・コミュニケーション部)
文化・くらし
オランダでは「夜警」で有名なレンブラントや、「ひまわり」のゴッホの他、フェルメール、フランス・ハルス、ライスダール、ヤン・ステーン、モンドリアン、エッシャー等の作品を、国立美術博物館を始め各地にある数多くの美術館、博物館で鑑賞することができます。各都市にも小さいながらもユニークなコレクションを持つ博物館があり、いろいろなジャンルの現代芸術の見られる場所が設けてあります。
また、音楽についても、コンセルトヘボウ管弦楽団やロッテルダム交響楽団など一流オーケストラのホームグラウンドであり、バロック音楽のメッカとしても知られ、チェンバロなどの古楽器の演奏や声楽を学びに世界中から音楽家が集まっています。オルガンも盛んで、ハーレムの聖バーフォ教会には幼少の頃のモーツァルトやヘンデル、サンサーンスも弾いたパイプオルガンが現存しています。
オランダは建築と都市計画の分野で優れた伝統を維持しており、記念建造物に指定されている建物は、5万5000戸にも上ります。運河沿いに並ぶ17、18世紀の建物は世界的に有名ですが、20世紀に実現された都市拡張計画も同様で、アムステルダム南地区や、戦後にロッテルダム中心街に建てられた新興建築物がその一例です。政府は建設依頼主として、建築に強く関与しており、政府建設主任が管轄する政府自身の物件の建設で、模範的な役割を演じることに重点が置かれています。
教育
オランダの義務教育は5歳~18歳で、初等教育と中等教育にまたがっています。オランダの学校の3/4以上は私立学校ですが、一定条件を満たす限りどの学校も例外なく国から運営資金を受ける資格があります。
基礎教育と呼ばれる初等教育は8年間(4歳~12歳)で、日本の幼稚園にあたる2年間と小学校6年間をあわせたものです。最初の1年間(4歳)は義務教育には含まれませんが、多くの人は4歳から始めるようです。
中等教育は、大学進学コース(VWO)、上級一般教育コース(HAVO)、職業訓練コース(VMBO)に分かれています。多くの場合、何種類かのコースを置く総合学校となっており、最初の1年あるいは2年の基礎期間を経てから改めて進路を決める場合が多く、場合によっては学校を変わることもあります。
高等教育は大学教育(WO)と上級職業教育(HBO)があります。過度の学歴偏重の傾向はなく、どちらかというと実践指向といえます。
参考:『オランダにフォーカス』(オランダ外務省 国際広報・コミュニケーション部)