本文
中国 吉林省との交流
概要
面積 | 18.74万平方km(日本の総面積の約半分。新潟県の15倍) | ||
人口 | 2,704万人(平成30(2018)年) | ||
民族 | 総人口の89%を占める漢民族を主体に、朝鮮族、モンゴル族、満族、回族等56の民族が居住 | ||
省長 | 景俊海 | ||
省都 | 長春市 | ||
交通 | 北京-長春 | 高速鉄道 | 約5時間30分 |
飛行機 | 約2時間 | ||
ハルビン-長春 | 高速鉄道 | 約1時間10分 | |
主要都市 | 長春市、吉林市、延吉市 | ||
位置 | 中国東北地区の中部に位置 東部はロシアと北朝鮮、南部は遼寧省、西部は内モンゴル自治区、北部は黒龍江省に隣接 |
||
気候 | 温帯大陸性モンスーン気候 | ||
動植物 | 動物:梅花鹿(ニホンジカ)、雉、黒熊 植物:朝鮮人参、菌類 野生動物を人工飼育する歴史が長い。 |
新潟県との関わり
平成3(1991)年 | 吉林省向陽紅16号船学術交流団来県 |
平成5(1993)年 | 吉林省副省長など来県。琿春・図們江地区開発説明会を開催 |
平成6(1994)年 | 吉林省鉄路港口指揮部代表が来県。ザルビノルート説明会を開催 |
中国新航路開設促進新潟県代表団訪中 | |
新潟市で中国新航路活用セミナー開催 | |
新潟市でザルビノ港整備技術検討委員会開催 | |
平成7(1995)年 | 新潟市で第五回北東アジア経済フォーラム開催 |
吉林省副省長など来県。知事表敬、東港・空港視察 | |
新潟県訪中代表団長春・琿春等を訪問、友好交流に関する覚書に調印 | |
平成8(1996)年 | 吉林省留学生受入開始(1人、1年間) |
第1回中国吉林省・日本国日本海沿岸4県製品技術展覧会開催 | |
平成9(1997)年 | 吉林省経済交流団受入 |
吉林省省長訪日団受入 | |
平成10(1998)年 | 吉林省副省長来県、吉林省開発・投資セミナー開催 |
平成11(1999)年 | 第1回中国吉林省・日本国日本海沿岸4県企業情報交換会参加 |
平成12(2000)年 | 第2回中国吉林省・日本国日本海沿岸4県企業情報交換会参加 |
図們江地域視察、吉林省経済訪日代表団受入 | |
平成13(2001)年 | 第3回中国吉林省・日本国日本海沿岸4県企業情報交換会参加 |
平成14(2002)年~平成17(2005)年 | 中国吉林省・日本国日本海沿岸4県企業情報交換会に参加 |
平成18(2006)年 | 東北アジア投資貿易博覧会へ参加 |
平成19(2007)年 | 吉林省延辺朝鮮族自治州代表団来県 |
平成20(2008)年 | 吉林省人民政府訪問(副知事ほか) |
吉林省琿春市副市長等来県 | |
吉林省図們江開発弁公室処長等来県 | |
日中経済協力会議の開催及び個別会談の実施、覚書に調印(副省長ほか来県) | |
平成21(2009)年 | 吉林省延辺朝鮮族自治州代表団来県 |
吉林省延辺朝鮮族自治州代表団訪問(副知事ほか) | |
延吉国際投資貿易博覧会へ参加 | |
東北アジア投資貿易博覧会へ出席 | |
吉林省延辺朝鮮族自治州人民代表大会代表団来県 | |
日本海横断フェリー航路開設後、中断 | |
平成22(2010)年 | 吉林省延辺朝鮮族自治州代表団来県 |
吉林省人民政府代表団来県 | |
吉林省人民政府訪問(副知事ほか) | |
延吉国際投資貿易博覧会へ参加 | |
東北アジア投資貿易博覧会へ出席 | |
延吉市に新潟県PRコーナー設置 | |
平成23(2011)年 | 吉林省人民政府訪問(副知事ほか) |
日本海横断航路開設 | |
平成24(2012)年 | 吉林省人民政府訪問(副知事ほか) |
新潟県長春ビジネス連絡拠点の設置 | |
吉林省延辺朝鮮族自治州60周年式典への参加(副知事ほか) | |
平成25(2013)年 | 日中経済協力会議in新潟参加のため訪問団来県 |
平成26(2014)年 | 吉林省人民政府訪問(副知事ほか) |
平成27(2015)年 | 延辺朝鮮族自治州代表団来県 |
平成28(2016)年 | 延辺朝鮮族自治州延吉市代表団来県 |
中国図們江地域国際投資貿易商談会への出展 | |
中国-北東アジア博覧会国際商品展への出展 | |
平成29(2017)年 | 中国-北東アジア博覧会への出展 |
平成30(2018)年 | 中国延吉・図們江地域国際投資貿易商談会への出展 |
新潟県長春ビジネス連絡員の設置 | |
令和元(2019)年 | 中国-北東アジア博覧会への出展 |
経済・産業
吉林省は、外国と隣接している省のうちの一つで、「一帯一路」構想における北方進出の重要な窓口と位置付けられています。
また、省東端の琿春は海と近いことから、吉林省および中国の対外貿易と対外交流の要衝でもあります。
産業では、自動車、石油化学、食品、装備製造、医療・健康を五大重点産業と位置付けており、その中でも、自動車と高速鉄道車両の製造は国内トップレベルです。
吉林省は中国国内における重要な食糧生産基地で、2018年現在、吉林省の耕地面積は560万ha(新潟県は16万9千ha)であり、主要な農作物は、トウモロコシ、水稲、大豆などです。
吉林省は24か国52の省、州、市と友好関係を結んでいて、近年では、ロシア、カナダなど18の国及び地域と国際産能合作を進めています。
観光
長白山天池(白山市)
中国と北朝鮮の国境地帯にある長白山の頂上には、雨水や雪解け水、地下水によってできた、「天池」と呼ばれる火口湖があります。天池は、見る角度によって水の色が違うように感じます。この場所の四季が見せる景色は観光客を魅了し、長白山を訪れたらこの景色を見逃してはいけません。天池の観光のベストシーズンは夏季です。
※写真は中国国際貿易促進委員会吉林省委員会提供
霧凇島(吉林市)
霧凇島は、松花江の中に浮かぶ島で、中国で最も有名な樹氷の観賞地です。霧凇島の樹氷は、ほかの場所で見られるものよりも氷が厚いことが特徴で、また、その輝きは別格です。このことから吉林の樹氷は、樹氷の極上品と称されています。毎年12月から翌年2月が樹氷観察のシーズンで、1月には「樹氷氷雪祭」が盛大に開催されます。
※写真は中国国際貿易促進委員会吉林省委員会提供