本文
中国 陝西省との交流
概要
面積 | 20.58万平方km(日本の総面積の半分強。新潟県の17倍) | ||
---|---|---|---|
人口 | 3,864万人(平成30(2018)年) | ||
民族 | 総人口の99.5%を占める漢民族を主体に、回族等の45の少数民族が居住する。 | ||
省長 | 劉国中 | ||
省都 | 西安市 | ||
交通 | 北京-西安 | 高速鉄道 | 約6時間 |
飛行機 | 約2時間15分 | ||
ハルビン-西安 | 飛行機 | 約3時間30分 | |
主要都市 | 西安市、咸陽市、延安市等 | ||
位置 | 中国の中央部に位置し、東は山西省・河南省、南は湖北省、西は甘粛省、北は内蒙古自治区・寧夏回族自治区に接している。 | ||
気候 | (北から南まで漸次)温帯、暖温帯、北亜熱帯 | ||
動植物 | 動物:パンダ、キンシコウ、トキ 植物:生漆、天麻(オニヤガラの根茎)、杜仲 |
新潟県との関わり
平成9(1997)年 | 新潟県代表団(団長:平山知事)を派遣し、定期航空路線開設を協議 |
---|---|
定期チャーター第1便で県内官民合同「日中友好の翼」訪問団派遣 | |
新潟県日中友好協会と陜西省人民対外友好協会と友好交流関係提携の覚書調印 | |
平成10(1998)年 | 新潟-上海-西安定期航空路線の開設 |
初便には県省双方が代表団を派遣 | |
洋県トキ視察団受入 | |
陝西省人民対外友好協会代表団受入 | |
国賓として来日した江沢民中国国家主席が日本に対するトキのペア贈呈を表明 | |
平成11(1999)年 | トキのペア(友友・洋洋)が佐渡トキ保護センターへ引き渡される(雛「優優」誕生) |
陝西省トキ保護協力に関する覚書を取り交わす | |
陝西省留学生受入(1人、1年間) | |
「中国の正倉院 法門寺地下宮殿の秘宝課~唐皇帝からの贈り物展」開催 | |
「新潟-西安トキ・ライン 中国陝西省フェア」開催 | |
平成12(2000)年 | 新潟県訪問団(団長:平山知事)を派遣し、トキ保護協力、定期路線拡充について協議 |
平成13(2001)年 | 陝西省留学生受入(1人、1年間) |
トキ雛11羽が誕生 | |
平成14(2002)年 | 陝西省人民政府代表団来県(団長:呂国増省長助理) |
平成16(2004)年 | トキ保護増殖を目的とした資金援助の一部で人的・技術交流を実施 |
平成17(2005)年 | トキ保護増殖の技術交流を目的に佐渡トキ保護センター職員2名を派遣 |
平成18(2006)年 | 陝西省洋県視察交流代表団来県(団長:洋県人民政府副県長牟如虎) |
平成19(2007)年 | 中国から供与されたトキのペアが佐渡に移送 |
トキ野生復帰日中国際シンポジウム開催 | |
平成20(2008)年 | 四川省大地震における義援物資として、陝西省政府に対して毛布等を提供 |
佐渡市においてトキ10羽を自然放鳥 | |
平成21(2009)年 | 佐渡市においてトキ20羽を自然放鳥 |
中国から供与されたトキから生まれた個体のうち10羽を中国に返還 | |
陝西省宝鶏市代表団来県(団長:上官吉慶副市長) | |
平成22(2010)年 | 陝西成城裕朗事業(有)代表団来県 |
平成25(2013)年 | トキをテーマにしたマスコミ交流(覚書の締結) |
平成26(2014)年 | トキをテーマにしたマスコミ交流(番組作成) |
平成27(2015)年 | 陝西省代表団来県(団長:李全虎副省長) |
平成28(2016)年 | 日中韓トキ国際会議(新潟市) |
平成30(2018)年 | 朱鷺国際フォーラム(漢中市洋県)への参加 |
佐渡トキ野生復帰10 周年記念式典(於:佐渡市)に洋県トキ関係者が来県 | |
陝西省で飼育されていたトキ2羽が佐渡に移送(陝西省等からの供与団来県) |
経済・産業
日本では長安の名でも知られる西安を省都とする陝西省は、多くの観光客が訪れ、2019年の観光客は延べ7億人を超え、そのうち外国人観光客は延べ465万人を記録しています。
現在中国中央政府が進めている「一帯一路」構想において、西部は対外開放の地とされており、陝西省はその前線基地となっています。また、陝西省は中国の交通の要衝として、鉄道網や高速道路が整備されています。加えて西安咸陽国際空港は、国内の八大航空の要衝の一つであり、国内外との相互往来をさらに活発にするための基礎を築き上げています。
石油の貯蔵量は全国第3位、石炭や天然ガス等は第4位と上位に位置していますが、陝西省産の石油や天然ガス等は量だけでなく品質も良いとされています。
文化・くらし
110万年前にはすでに藍田猿人がこの地域に暮らしていたとされています。また、周、秦、漢、唐など14の王朝がこの地域に都を築き、長らく政治の中心でした。省都・西安を始め各都市には現在もなお、古代皇帝の墓や寺院などの歴史的建造物や遺跡などが多く残り、古都としての趣が残っています。
陝西省には、朱鷺、パンダなど国家が重点保護指定をした動物が16種類います。1999年に陝西省からトキのペア(洋洋・友友)が佐渡朱鷺保護センターに引き渡されたことをはじめとして、新潟県と陝西省は20年以上にわたり、トキを通じた交流を行っています。