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「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」について
我が国においては、北朝鮮に拉致された被害者17名が日本政府に認定されています。
また、北朝鮮による拉致の疑いが排除できない特定失踪者といわれる方々が相当数存在している状況にあります。
残された御家族の皆様は、一日も早い拉致事件の解決を願い、被害者の方々の帰国を一日千秋の思いで待ち望み、解決に向けての活動を日々続けておられます。
そこで、北朝鮮に拉致された被害者を救出するために必要な支援を行うことを目的とし、平成20年11月27日に上田清司埼玉県知事(当時)、泉田裕彦新潟県知事(当時)、平井伸治鳥取県知事、石原慎太郎東京都知事(当時)及び堂本暁子千葉県知事(当時)が発起人となり、「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」を結成しました。
「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」は現在、47都道府県知事から参加をいただいております。
名称
「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」
設立年月日
平成20年11月27日
組織
- 会長
黒岩祐治 神奈川県知事 - 会長代行
花角英世 新潟県知事 - 発起人
- 上田清司 埼玉県知事(当時)
- 泉田裕彦 新潟県知事(当時)
- 平井伸治 鳥取県知事
- 石原慎太郎 東京都知事(当時)
- 堂本暁子 千葉県知事(当時)
- 事務局
新潟県知事政策局国際課拉致問題調整室
(電話:025-280-5876)
政府への要請について
令和6年2月15日、「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会(以下「知事の会」。)」の花角英世会長代行(新潟県知事)他が、林芳正拉致問題担当大臣(以下「林大臣」。)と面会し、全力を挙げて全ての拉致被害者を取り戻すよう要望しました。
花角会長代行は、「目に見える進展はない中、ご家族が高齢化していく状況であり、政府には一日も早く拉致被害者の早期帰国を実現していただきたい。また、県民、国民の拉致問題への関心を維持し、世論喚起を進めるためにも、政府がどういう取組をしているのか、可能な限り情報提供してほしい。」と述べました。
これに対し林大臣は、「様々なルートで働きかけを行っており、今後、さらに強く働きかけていきたい。2002年10月以来、1人の拉致被害者も帰国できていないということを大変重く受け止めている。拉致問題は歴史上の事件ではなく、今もなお被害者が北朝鮮に残され、帰国できない状態が続いているという現在進行の問題である。総理自身も北朝鮮との諸懸案の問題の解決に向けて、金正恩委員長との直接会談の実現に向けて総理直轄のハイレベルでの協議を進めていく決意であり、総理の指揮の下で政府一丸となって全力で取り組む。」と応じられました。
共同記者会見について
平成21年1月13日に、(社)日本外国特派員協会において共同記者会見を実施し、北朝鮮に対するメッセージなどを発表しました。
(出席者は、石原東京都知事(当時)、泉田新潟県知事(当時)、上田埼玉県知事(当時)、平井鳥取県知事、大澤群馬県知事(当時)です。)
また、北朝鮮に対するメッセージは特定失踪者問題調査会が運営する「しおかぜ放送」により北朝鮮に向けてラジオ放送するため、同日、泉田新潟県知事及び平井鳥取県知事が収録を行いました。
北朝鮮へのメッセージ、オバマ次期米大統領への書簡文要旨については、下記添付ファイルを御覧ください。(1月13日に郵送済みです。)
- 北朝鮮へのメッセージ(日本語)[PDFファイル/62KB]
- 北朝鮮へのメッセージ(ハングル)[PDFファイル/134KB]
- 北朝鮮へのメッセージ(英語)[PDFファイル/30KB]
- オバマ次期米大統領への書簡文要旨(日本語)[PDFファイル/10KB]
- オバマ次期米大統領への書簡文要旨(英語)[PDFファイル/29KB]
北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」について
特定失踪者問題調査会が実施している北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」において、北朝鮮にいらっしゃる拉致被害者・特定失踪者の方々に向けた都道府県知事からのメッセージを放送していただいています。
しおかぜ放送の内容については、以下のサイトで確認することができます。
しおかぜだより<外部リンク>
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