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令和5年4月12日 新潟県知事 定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0575442 更新日:2023年4月13日更新

(記者会見の動画を新潟県公式Youtubeチャンネルでご覧になれます)<外部リンク>

 

1 日時 令和5年4月12日(水曜日) 10時01分~10時20分

 

2 場所 記者会見室

 

3 知事発表項目(10時01分~10時03分

・県庁1階 県民ホールに展示する赤ちゃん写真の募集について

・令和5年度臨床研修医数について

 

4 質疑項目(10時03分~10時20分)

・統一地方選挙について

・検証総括委員会について

・令和5年度臨床研修医数について

 

知事発表

(県庁1階 県民ホールに展示する赤ちゃん写真の募集について)

 私の方から二点お知らせですけれども、一点目は県民ホール1階の正面玄関のところですが、赤ちゃんの写真を展示したいと思います。これは過去2回やってきていますけれども、大変好評で、社会全体で子育てを応援する機運を醸成し、高めていきたいと考えている中にあって、こうした方法で機運の醸成に資するようなイベントとして考えています。同時に県庁を親しみやすい、県民の皆さんが気軽に訪れていただけるような場にしていくという意味でも、効果があるかなと思っています。​

 (資料1)県庁1階 県民ホールに展示する赤ちゃん写真の募集について [PDFファイル/405KB]

 

(令和5年度臨床研修医数について)

 二つ目は今年度の臨床研修が4月1日から始まっていますけれども、臨床研修医の数を取りまとめた結果、147名と過去最多の臨床研修医を確保することができたということです。県内の臨床研修病院、20病院ありますけれども、その全ての病院で研修医が確保されているということです。これまで一番多かったのは平成30年の127名ということですので、20名増ということで、これは本当に各研修病院の皆さん、あるいは新潟大学医学部、いろいろな関係者のご努力のたまものだと思っています。研修医を確保するために様々な魅力アップ、研修環境の向上ということをご努力されまして、県もイノベーター育成臨床研修コースですとか、市町村のご協力もいただきまして海外留学支援制度を設けたり、こうした独自の取り組みを進めたことも効果があったのかなと思っています。

  (資料2)令和5年度臨床研修医数について [PDFファイル/99KB]

 

質疑

(統一地方選挙について)

Q 代表幹事(朝日新聞)

 統一地方選の前半戦が終わりまして、結果についての受け止めを改めて教えてください。特に知事にとって、印象的だと思えたような争点、候補者の訴え、あるいは何か民意が示されたのではないかと思える点があれば教えてください。併せて、柏崎刈羽原発の再稼働に関する訴え、論戦についての所感があれば教えてください。

 

A 知事

 まず、今回の統一地方選の前半というところについて、当然のことではありますけれども、民意の表れと受け止めています。ご当選された皆様にお祝いを申し上げたいと思います。これからは、新しい議会の構成が決まったということですので、車の両輪というふうに申し上げていますけれども、県の執行部と議会が力を合わせて、新潟県の県政の発展に努力していきたいと思います。それから、特に印象的といった感想はありません。また、柏崎刈羽原発の再稼働に関する論戦についても、特に所感といわれるものはありません。

 

Q 新潟日報

 県議選の結果が出まして、定数53のところ新人の方が19人当選されました。新人が3割超で非常にフレッシュな顔ぶれになるかと思うのですけど、一方で自民党の桜井幹事長が落選するなど、現職の方が6人落選となりました。この県議選の結果についてどのように受け止められて・・・。

 

A 知事

 それは先ほどお答えしたように、民意の結果と申し上げるしかないです。(民意の)表れということ以上でも以下でもないと思います。

 

Q 新潟日報

 新人の方が増えて・・・。

 

A 知事

 この新人(の)率はどうですか、前回と比べて違いますか。特に変わらないのではないでしょうか。大概3分の1ずつぐらい入れ変わっていませんか。何となく私の感覚としては、3分の1ずつぐらい変わるというようなイメージでいたのですけれども、それはそれで新陳代謝する、世代交代が進むという意味では、選挙は健全に機能しているということかもしれません。

 

Q 新潟日報

 投開票日はどのように・・・。

 

A 知事

 普通に過ごしていました。

 

Q 新潟日報

 知事与党と言われる自民党が過半数を維持しまして、公認推薦29人の方が今回当選されましたけれども、知事与党と言われる・・・。

 

A 知事

 知事与党とはどういう意味で使っているのでしょうか。私は少なくとも(昨年度中に)様々出した議案で反対された議員は、お一人だけです。予算という一番最も大きな議案についても、(昨年度中に)反対をされた方はお一人だけです。そういう意味では皆さん、政策の事業なり県政を支えていただいていると私は思っています。

 

Q 新潟日報

 自民党が過半数を維持するかどうかというところは、気にされていなかったですか。

 

A 知事

 自民党が過半数を維持するかどうか、そこは皆さんの報道では、それを気にするメディアが多いのだということは承知していました。

 

Q 新潟日報

 知事ご自身としては特に・・・。

 

A 知事

 様々な関心はありましたけれども。

 

Q 新潟日報

 今回知事選もいくつか行われまして、北海道ですとか大阪府、奈良県などで行われたわけですけど、特に奈良県や徳島県で現職が落選するという結果になりました。特に奈良県の荒井知事は旧運輸省出身で、花角知事とも非常に経歴が似通っていて、先輩に当たるのかと思うのですけど、この奈良県、その他の知事選の結果についてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

 

A 知事

 それを私の立場で特にお答えするものはなくて、もちろん個人的なお付き合いの世界で関係はありますけれども、いずれもそれぞれの地域の民意の表れと受け止めています。

 

Q 新潟日報

 荒井知事は確か花角知事が初出馬の時に応援に入られたと思うのですけども。

 

A 知事

 はい。

 

Q 新潟日報

 受け止めといいますか、荒井さんへの・・・。

 

A 知事

 私の立場で、それをどうこう言えません。個人的な思いは、それはもちろんお付き合いの中でありますけれども、こうした場で表明する話ではありません。

 

Q 新潟日報

 県議選の結果なのですけれども、先ほど知事がおっしゃった反対する人というのは、まさに共産党のことかなと思うのですけれども。

 

A 知事

 予算に関してはそうです。

 

Q 新潟日報

 今回、共産党が1967年以来守ってきた議席がなくなりまして、1議席という数少ない議席だったのですけれども、その一つの少数派の意見を県に伝えてきたのかなと思うのですけれども、今回共産党の議席がなくなったことに関して、知事の受け止めがあれば教えてください。

 

A 知事

 民意の表れとしかお答えしようがないです。

 

Q 新潟日報

 共産党が主張してきたことに関して、もしかしたら県議会、県政に届きづらくなる面はあるかもしれないのですけれども、その辺は知事としてはどのように・・・。

 

A 知事

 民意の表れとしか申し上げようがないです。(民意の表れで)議会の構成メンバーが決まったと。

 

Q BSN

 選挙が機能しているという言葉もありましたけれども、投票率はかなり低くて過去最低で46.38%ということでした。投票率の低さは選挙への関心ということになるかと思うのですが、知事はこの投票率の低さはどう受け止めましたか。

 

A 知事

 それは前回の(記者会見の)ご質問で無投票が多かったというところでお答えしたと思いますけれども、政治への関心の低下というところは、非常に気になるところではあります。県議会での活動、役割に対する県民の関心をもう少し高めていく努力がいるのだろうと思います。

 

Q BSN

 無投票が多かったことと、投票率が低かったことは、原因の根本としては同じところと・・・。

 

A 知事

 根本というか、背景は共通するものがあるのではないでしょうか。

 

Q 新潟日報

 これからまた統一地方選の後半戦が始まりますけど、国の地方制度調査会で、議員のなり手不足というところで、首相に答申している中でも触れられています。なり手不足は新潟県だけではなくて全国で深刻化していまして、若手がなりづらいとか、女性が参画しづらいとか、地方議員になるハードルが高いという指摘がされていますけれども、地方議員、市町村議会でもなり手が少ないという現状を知事はどうご覧になっていますか。

 

A 知事

 それも先週ご質問いただいたと思いますけれど、もともと政治への関心の低下という背景はあるのではないかと危惧するわけです。それに加えて議員を希望される方が減っているという中には、議員の存在に対するリスペクトみたいなものがあって、長い歴史の中で民主主義は勝ち得たものであって、そうした歴史にも思いをはせると、間接民主制の功となるキーパーソンなのです。そうした方の役割とか存在というものを、もう少し意識していかなければならないと思っています。あるいはそうした役割を認識したとしても、現実としてなかなか飛び込めない原因は、一つに議員の処遇、待遇ということもあると思います。給料をはじめ、活動を支える仕組み、環境をもう少し考えていくべきではないかと思います。その一つとして、例えば、議会の運営の仕方も、リアルで集まらないとできないということではなくて、オンラインも活用するとか、そういうことも工夫の一つとしてはあり得るのかもしれない。それは議会の自主性の中で検討していただく必要がありますけれども、そうしたことを関係者が本当に幅広く努力をしないと、担い手不足、なり手不足というところの解決には繋がらない気がします。

 

Q 新潟日報

 処遇というお話をされましたけれど、もちろん女性というところでもなかなか参画しづらい、子育てをしながらですとか・・・。

 

A 知事

 それこそ働き方改革に繋がる、議会の運営の仕方にも工夫が必要ではないかと申し上げています。

 

(検証総括委員会について)

Q 代表幹事(朝日新聞)

 3つの検証の検証総括委員会(新潟県原子力発電所事故に関する検証総括委員会)が、3月末で委員の方々の任期が切れたという状況になっています。今の検討状況、従来検討していますとご発言されていますけれども、池内前委員長に対するアプローチですとか、もしくは今後の検証をどのように進めていくのか、お考えは決まりましたでしょうか。

 

A 知事

 取りまとめを何らかの形でしなければと思っていますが、現在まだ検討中です。

 

Q 代表幹事(朝日新聞)

 4月に入ってから、池内さんには特段のアプローチの機会はこれまでありましたか。

 

A 知事

 部局が事務的にやっているかどうかは分かりません。私との間ではありません。

 

Q 代表幹事(朝日新聞)

 スケジュール的な見通しですけれども、いつごろまでに・・・。

 

A 知事

 そこは想定していない事態になっていますので、少し冷静に考えなければいけないと思っています。

 

Q 代表幹事(朝日新聞)

 期限は今のところ、あまり決めていない・・・。

 

A 知事

 何か期限があるものではないので。ただ、ある意味では再稼働に関する議論も様々行われてはいますけれども、県として議論を始めるためには、一つ区切りをつけなければならないという意味では、できるだけ早いほうがいいのでしょうけれども、今特に妙案がないといいますか、どういう形が最も望ましい、適切なのかということを考えている最中です。

 

(令和5年度臨床研修医数について)

Q 新潟日報

 今回の臨床研修医の発表についてお伺いしたいのですけれども、今回確保されたということで、関係者の努力ですとか、県もイノベーター研修ですとかやっていたと思うのですけど、この数字自体がかなり満足できる数字と・・・。

 

A 知事

 満足というか、非常に増えたこと自体は歓迎すべきことだと思っています。臨床研修に入っていただくと、多くの場合そこに定着していただく可能性が高くなると思っていますので、新潟県の医師不足に対しては、効果が出てくる可能性が高いと思っています。ただ欲を言えば、もう少し研修医を増やしていきたいと思っています。

 

Q 新潟日報

 これはまだしばらく継続していかなければいけないということでしょうか。

 

A 知事

 そうですね。募集した定員がもう少しありましたので、さらに臨床研修医の数が増えるように、確保できるように関係者と一緒に努力をしていきたいと思います。

 

Q 新潟日報

 臨床研修医を今まで受け入れていなかった病院も最近受け入れを・・・。

 

A 知事

 そうですね。積極的に研修の受け入れを考えていただくようになり、研修環境を整えるご努力があって、今回全ての臨床研修病院が研修医を確保できたと思っています。

 

Q 新潟日報

 一方で教育面がなかなか追い付いていかないというような・・・。

 

A 知事

 結局どの教育機関もそうですけど、評判になっていくわけですので、研修を受けた方の様々な思いが伝わってきます。そういう意味では、しっかりと研修環境をより整えていく努力は継続して行わないといけないというのは、おっしゃる通りだと思います。

 

Q 新潟日報

 県も支援とか意見交換を・・・。

 

A 知事

 もちろん県としても最大限、各病院あるいは大学の医学部と一緒になって取り組んでいきたいと思います。

 

Q 新潟日報

 今、医師不足が問題になっていて、昨日も糸魚川の市民から産科医の確保について申し入れがあったと思うのですが、改めて糸魚川市の産科医のことについて知事の所感を教えてください。

 

A 知事

 糸魚川市に限らず、あの場でもお答えしていますが、周産期医療に関しては、全国的に診療科目の偏在があって、産科医が充足している地域が一部であるのですけれども、それ以外の多くの地域では産科医の不足の問題があります。診療科目ごとの偏在がある一方で、産科医を育てていくためには、一定の症例が必要なわけです。そのために一定程度集約して配置しないと産科医を育てることができない。また同時に働き方改革、残業時間の労働規制が始まりますので、一定程度集約して配置しないとそれはクリアできないのです。そうしたさまざまな背景の中で、今起きている状況ということで、ただ地域の皆さんが非常に心配されていることは十分理解しています。これまでも糸魚川市と一緒に産科医の確保に走り回ってきているのですけれども、引き続き努力を続けるということだと思っています。

 

 

※文中の( )内については、広報広聴課で加筆したものです。

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