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阿賀野市で「知事と一緒に車座トーク」を開催しました
令和8年7月31日(金曜日)に今年度1回目となる「知事と一緒に車座トーク」を阿賀野市で開催しました。
「住みよい、いきいき元気なまち」~こどもからお年寄りまで安心して暮らせる持続可能なまちを目指して~と題して、阿賀野市で活動をしている4名の市民の皆さんと意見交換を行いました。
車座トークの概要
テーマ:「住みよい、いきいき元気なまち」~こどもからお年寄りまで安心して暮らせる持続可能なまちを目指して~
日 時:令和8年7月31日(金曜日) 午後3時15分から午後5時まで
会 場:阿賀野市立図書館 ギャラリー(阿賀野市曽郷1028番地)
出席者:
- 五十嵐 正人(いからし まさと)さん(だしの風子ども食堂の会 代表)
- 樋熊 征夫(ひぐま いさお)さん(阿賀野市地域支え合い推進会議 水原地区 代表)
- 近藤 浩介(こんどう こうすけ)さん(社会福祉法人かがやき福祉会 法人本部事務局次長)
- 福井 真弥(ふくい まや)さん(合同会社fUkUikU 代表(助産師))
同席 加藤 博幸さん 【阿賀野市長】
座長 花角 英世 【新潟県知事】
主な発言
開催にあたり花角知事は、「阿賀野市で福祉の分野をはじめとして、いろいろな活動に取り組まれている皆さんお一人お一人から、今何をやっているのか、何を目指しておられるのか、何が課題となっているのか、そういったことを詳しく聞かせていただいて、加藤市長と一緒に考え、意見交換し、皆さんにとっても有意義な時間となれば。」と挨拶しました。

出席者の自己紹介・活動内容
五十嵐 正人 さん
だしの風子ども食堂の会 代表
・平成30年に、阿賀野市で「だしの風食堂」をオープン。
・毎月第2木曜日に、こども食堂を開き、一食100円で持ち帰りできる食事を提供。
・食事提供だけではなく季節行事を手作りで企画するなどこども達が地域で楽しく過ごせる場を作っている。
・キッチンカーを自作し、ビッグスワンのほか障がい者就労支援施設などにも出店。
・和太鼓演奏や災害時の炊き出しなど、地域に根差した活動にも力を入れている。
樋熊 征夫さん
阿賀野市地域支え合い推進会議 水原地区代表
・教員を定年で退職し、現在は高齢者を地域で支える活動を行っており、拠点の居場所「ふれあい広場すいばら」を立ち上げる。
・自身の緑町自治会では、「緑の茶の間」のほか健康教室を月1回開催のほか、小学生の登下校時の見守りボランティアも行っており、住民同士が知り合い、つながることを大切に活動している。
・防犯パトロール隊を結成し、21年以上活動を継続している。
近藤 浩介さん
福祉法人かがやき福祉会 法人本部事務局次長
・佐渡市出身。
・阿賀野市内でこどもからお年寄りまで幅広い年代と多様なニーズに応える総合福祉施設を運営しており、特養、障害者就労支援施設、児童保育施設のほか、屋内遊技場、体育館がある。
・リハビリ施設としての体育館などは地域交流や災害時の拠点の場としても提供している。
・法人を地域に開き、多様な人が関わる場として、音楽イベント「アガロック大作戦」(2026.11.1)を企画している。アガロック大作戦 | NASC<外部リンク>
福井 真弥さん
合同会社fUkUikU 代表(助産師)
・県外の学校で学びUターンし、看護師、助産師として活動。
・中学時代、市主催のボランティア研修会に参加し、将来恩返ししたい気持ちを抱くとともに、育児と介護が同時に重なる「トリプルケア」を経験し、「子育てや介護で悩む家族の力になりたい」と思う。
・2022年(令和4年)に会社を設立し、「訪問看護ステーションふくいく」 を開設。
・看護師、助産師としての学びを生かし、母子支援・医療の必要な小児への支援、在宅療養や介護支援など生活のサポートのほか看取りにも幅広く対応している。
課題と今後の取組について
【継続的な活動のために】
〈五十嵐さん〉 こども食堂のきっかけは、自身のお店を始めたことがあり、お店の存在をみんなに知ってもらうという宣伝が半分。お金をもらわないと続けていくことはできないので、最初は大人300円こども100円としてやっていた。周囲に手伝ってくれる人がいることで成り立っている。手伝ってくれるボランティア仲間には、できるだけメリットがあるようにその方の仕事の宣伝部門としての役割、イベントなどを受けている。
〈樋熊さん〉 町内の支え合い活動について、お金は自治会や社協で支援してもらっている。人については市の健康増進員(任期は2年間)をされている方が快く協力してくれるので、大変ありがたい。
〈近藤さん〉 当施設の職員は、アガロックなどのイベントもそうだが、良い職員が集まり事業別の課題を一生懸命考えて企画として上げてくれ、職員が自走する仕組みを作れたので、本当にいいチームで仕事ができ施設長としては幸せ。
〈福井さん〉 訪問看護ステーションでは、パート合わせて4人と事務1人でやっており40人の患者を看ている。募集をしても成り手がいない、適格者を集めることが難しい。この業界では1人で10人看るのが限界と言われている。大型化すれば入ってくるものも大きく経営としては安定していくので大型化を推し進めているところは多い。ただ、これを阿賀野市でやるのは難しく、少数精鋭でやっている。人を集めて持てる患者さんを増やしたいので、一般的な看護師の給与水準は保っているが、それでも人は来ない。
【取り組んでいきたいこと】
〈五十嵐さん〉 今やれることを一生懸命やる。お店が続くこと、こども食堂、キッチンカーでおいしいものを届けることを今後も取り組んでいきたい。
〈樋熊さん〉 一人ひとり顔のわかる関係にならないとうまくいかないのでは。無関心にならないようにするためには町内の行事やこども会を大切に、評価・反省をしながら新しい取組をしていくことが大事。見守り活動の中で、だんだんと挨拶が返ってくるようになる。おなかが痛くなる子がいると近所の家でトイレを貸してくれるところを探すのが自分の役割。みんな快く貸してくれる。
〈近藤さん〉 地域福祉(阿賀野市の福祉)にアプローチしていきたい。地域のニーズがどこにあるか。それぞれの施設職員にイメージを持ってもらいながら仕事を続けていきたい。職員も市民としていきいき元気に生きていってもらいたいと思っている。職員ではよく話し合いをしており、今は、レスパイトをきっかけに身元保証の分野を研究していてそこからこれを事業化できるか、できないか、社会福祉法人としてどうなのかというところを考えたりしている。独居の方のペット問題なども考えている。きっかけはどこに転がっているかわからなくてとにかく頻繁に(職員と)しゃべっている。
【看取り、在宅についての課題】
〈福井さん〉 新潟市は訪問看護事業所数100件に対して阿賀野市は3件。訪問看護を担う人材が市民の数に対して絶対的に足りていない。往診の医師の不足が原因の1つであり医師の確保が課題。また、訪問看護と介護を混同している人が多く、声をかけてもらうところまでが大変。看取りは医師によるオンラインでも可能だが、看護師側に資格が必要であり、ハードルが高い。経営面では人材確保が必須であり、人の役に立ちたいという思いを実現するには訪問看護の分野はもってこいだと思うのでそこの魅力を伝えていきたい。人件費だけでなく、経費の車、ガソリン代の部分を補助してもらえると、その分を人件費に回せたり、ということはあるかな、と思う。

阿賀野市長 加藤市長の発言
一生懸命それぞれの方が取り組んでいただいていることにまずは感謝申し上げたい。行政がフィールドを作るためにはこのような話を聞く機会は重要であり、私たちも地域福祉、地域医療を意識して、施策の展開をしていく必要がある。
人材の確保・育成はどこの世界でも厳しく、人口減少を考えた時に何ができるのか皆さんと相談しながらやっていきたい。また、訪問看護・治療・看取りの部分も含めて、これから先の地域医療をどうやっていくかというのは、場合によっては、阿賀野市版の地域体制づくりをやっていけたらよい。今後市として人材育成をどうやっていくか考えていきたい。
知事の発言
この地域は行政だけでなく個人の活動がとてもよく行われてうまくいっており、住みやすく元気な地域だと感じた。五十嵐さんのような活動は長く続けていくためにもチームを作っていく(組織化)ということも考えてよいかもしれない。
あとの皆さんも本当に素晴らしい。それぞれがしっかりした考えを持って取り組んでおられて、いい阿賀野市になるよう応援してもらいたい。県としても皆さんのその思いが少しでも前に進むよう振興局も関わりを持ちながら、住みよい阿賀野市、そして新潟県になるよう、これからも皆さんとの関係も大事にさせてもらいながら応援していきたい。
【全体集合写真】

(参考)展示品紹介
当日、出席者の皆様から、活動内容に関わる展示を紹介していただきました。
【五十嵐さん 展示品】

【樋熊さん 展示品】

【近藤さん 展示品】

【福井さん 展示品】







