佐渡汽船(株)と(株)みちのりホールディングスが締結した出資契約に関する知事・佐渡市長・上越市長コメント

　佐渡汽船(株)は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響等により、厳しい経営状況が続く中、様々な経営改善策に取り組むとともに、第三者出資の検討を進めてきておりましたが、このたび、(株)みちのりホールディングスと出資契約を締結した旨の発表がありました。これにより、来年度以降の事業継続に一定の目途が立ったものと受け止めております。

　(株)みちのりホールディングスは、これまで全国11社の公共交通事業者に対して、事業再生等を行ってきた実績があり、このたびの出資においても、地元自治体としっかり連携しながら、佐渡島と本土を結ぶ佐渡航路を長期にわたって維持・発展させていくと伺っており、県、佐渡市、上越市、佐渡汽船(株)とともに、佐渡航路の維持確保及び活性化に向けた協定を結ぶことを予定しております。

　(株)みちのりホールディングスが、これまでに関わった事業再生等を通じて培ってきた様々な誘客促進や利便性向上などのノウハウを佐渡航路に展開することにより、地域全体の活性化につながることも期待しております。

　また、地元自治体といたしましては、(株)みちのりホールディングスや佐渡汽船(株)と連携し、「佐渡島（さど）の金山」の世界文化遺産登録の推薦を契機とした更なる観光誘客や持続可能で元気な島づくりとともに、佐渡航路の維持確保及び活性化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。