平成20年度　第1回新潟空港アクセス改善検討委員会を開催しました

　新潟県は、関係機関等の協力により、新潟空港のアクセス改善について、平成18年12月の「新潟空港アクセス改善検討委員会」の提言を受け、事業効果の検証や情勢の変化を踏まえた継続的な見直しを行いながら、超短期、短期、中・長期と段階的取組により進めています。
　本年度も有識者による「新潟空港アクセス改善検討委員会」を設置し、第1回の委員会を開催しました。会議の概要は以下のとおりです。

1．日時・場所

平成20年5月30日(金曜日)14時00分～16時00分
新潟県自治会館　別館9階　902会議室　新潟市中央区新光町4－1

2．委員の構成等

新潟空港アクセス改善検討委員会　委員名簿（順不同、敬称略）計　10名

委員長
　長岡技術科学大学　環境・建設系教授　中出　文平

学識経験者
　新潟大学工学部　教授　谷藤　克也
　新潟大学経済学部　准教授　大串　葉子
　財団法人新潟経済社会リサーチセンター　調査部長　梅崎　治夫

経済界
　新潟商工会議所　政策委員長　原　敏明（事業創造大学院大学　副学長～

マスコミ
　新潟日報社　編集室編集委員　鈴木　聖二

利用者代表
　社団法人日本旅行業協会　関東支部　新潟地区会長　神保　裕昭（株式会社JTB関東　新潟支店長）
　明和工業株式会社　代表取締役社長　関根　繁明
　シャープ新潟電子工業株式会社　常務取締役　大塚　耕栄

航空会社
　エアラインズ･アソシエーション･新潟(AAN)　会長　柳瀬　泰晴（株式会社日本航空　新潟支店長）
　設置要綱に基づき、委員の互選により、長岡技術科学大学の中出文平教授を昨年度に引き続き委員長に選出した。

3．主な検討事項

（1）今年度の主な取組

　今年度の主な取組内容について事務局から説明し、了承された。
短期的取組〔南口空港バス新設〕
　新潟駅南口広場一部供用に合わせた空港バス新設に向け、ダイヤ、車両の仕様など提供サービスの詳細を詰める。
中・長期的取組〔軌道系アクセス案の課題検討〕
　19年度の検討に引き続き、軌道系アクセス案(臨港貨物線活用案、在来線活用案)について、技術・安全面の課題を中心に実現化に向けた検討を進める。

（2）短期的取組（南口空港バス新設）

南口空港バスの提供サービスの具体的な検討について
現在、パブリックコメントにより県民から意見を募集している南口空港バスの具体的な提供サービスや、今後のスケジュールについて、事務局から説明し、意見交換を行った。
　運行事業者の公募を想定して、提供サービスの詳細等の検討を進め、次回検討委員会では、具体的な南口空港バスの公募条件案について審議する。

（3）中・長期的取組

今年度の検討の進め方
今年度の検討の進め方等について事務局から説明し、了承された。

　昨年度の検討経過を踏まえ、臨港貨物線活用案及び在来線活用案を優先して、実現化に向けた課題の検討を進める。

ア　臨港貨物線活用案

• 臨港貨物線～在来線間の接続が困難であることが明らかとなったことから、専用新線・専用ホーム（鉄道・LRT）による新潟駅への接続（区間：新潟駅～臨港貨物線接続まで）の可能性について検討する。
• LRTについては、臨港貨物線から幹線道路上（東大通り、明石通り等）を活用して新潟駅に接続する部分の、臨港貨物線接続部、主要交差点、新潟駅接続部、道路容量の問題等について、概略の検討を行う。

イ　在来線活用案

　白新線延伸による空港乗り入れ案の概略について検討する。

ウ　新幹線活用案

　新潟空港利用者が飛躍的に増加した場合に対応する案として、長期的視点に立って検討を継続する。

エ　その他これまでに本委員会で抽出された課題について、随時検討を行う。

※　主な委員の意見等、詳細は添付資料のとおり

• 報道資料[PDFファイル／208KB]
• 次第[PDFファイル／8KB]
• 出席者名簿[PDFファイル／76KB]
• 資料1[PDFファイル／11KB]
• 資料2[PDFファイル／15KB]
• 資料3[PDFファイル／1.02MB]

参考

• 新潟空港アクセス改善のページへ
• 新潟駅南口空港バス新設によるサービス提供の方針についてご意見を募集しています（意見募集は終了しました）