【魚沼圏域】骨髄バンクに御協力ください

印刷文字を大きくして印刷ページ番号：0052167 更新日：2022年6月30日更新

骨髄バンクとは？

　骨髄移植・末梢血幹細胞移植は、白血病、再生不良性貧血など正常な血液をつくることができなくなった病気に対する有効な治療法です。
移植を実施するには、患者さんと骨髄を提供してくださる方（ドナー）の白血球の型が一致することが必要であるため、広く一般の方に骨髄提供について呼びかけを行っています。
提供に同意していただいた方の白血球の型を検査し、ドナーとして登録する制度が「骨髄バンク」です。
　「骨髄バンク」は平成4年から運営されており、健康福祉環境部では平成10年から登録受付を行っています。
　全国の骨髄バンクのドナー登録者は、令和４年５月現在、538,501人（速報値）ですが、まだまだドナー登録者数は十分とはいえません。

骨髄移植とは？

　骨髄は、硬い骨の内部にあるスポンジ状の組織で、その中に、赤血球、白血球、血小板などの血液細胞のもとになる造血幹細胞が含まれています。
「骨髄移植」は、ドナーの方から採取した骨髄液を患者さんに移植する治療法です。

末梢血幹細胞移植とは？

　全身を流れる末梢血には、通常は造血幹細胞はほとんど含まれていませんが、白血球を増やす薬を注射すると、末梢血にも造血幹細胞が流れだします。
ドナーの方に、採取前の3～4日間、この薬を注射し造血幹細胞が増えたところで、造血幹細胞を採取し、骨髄移植と同様の方法で患者さんに注入するのが「末梢血幹細胞移植」です。

白血球の型が一致する確率ってどれくらい？

　白血球の型が一致する確率は、兄弟姉妹では比較的高いのですが、それでも4人に1人、その他の人では、数百人から数万人に1人です。
そのため、広く一般からドナーを募る骨髄バンクが必要とされています。

誰でも登録できるの？

骨髄バンクドナー登録ができるのは、以下の条件を全て満たす方です。

骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
年齢が18歳以上、54歳以下で、健康状態が良好な方
体重が男性45キログラム以上・女性40キログラム以上の方

※骨髄を提供できる年齢は20歳以上、55歳以下です。
※ドナー登録後の健康状態によっては、コーディネートを進めることができないこともあります。
※骨髄・末梢血幹細胞の提供にあたっては家族の同意が必要です。
※腰の手術を受けたことがある方は骨髄の提供はできません。

次の方は登録をご遠慮ください。（※下記以外でも健康状態等により登録いただけない場合があります）

病気療養中または服薬中の方（慢性疾患等による服薬、たとえば高血圧に対する降圧剤等の服用や気管支ぜんそくの治療中の場合、精神疾患等による服薬・通院の場合も含みます）
悪性腫瘍（がん）、膠原病（慢性関節リウマチなど）、自己免疫疾患、先天性心疾患、心筋梗塞、狭心症、脳卒中などの病歴がある方（※治癒している場合も含みます）
悪性高熱症の場合は、本人またはご家族に病歴がある方
最高血圧が151以上または89以下の方、最低血圧が101以上の方
輸血を受けたことがある方、貧血の方、血液の病気の方
ウイルス性肝炎、エイズ、梅毒、マラリアなどの感染症の病気の方
食事や薬等により呼吸困難などの症状が出たことがある方や、高度の発疹の既往がある方
過度の肥満の方（体重kg÷身長m÷身長mが30以上の方）
妊娠中および出産後１年未満の方

どうやって登録するの？

　南魚沼地域振興局健康福祉環境部では骨髄バンクのドナー登録受付を行っています。
そのほか、献血ルームや一部の献血会場等において登録受付を実施しています。

南魚沼地域振興局健康福祉環境部の登録受付日について

　毎月第2・第4火曜日　午前９時～11時（事前予約制、休日除く）です。
　前々日までに電話予約をしてください。

　電話：025-772-8142（月～金曜日　8時30分～17時）
　南魚沼地域振興局健康福祉環境部　医薬予防課

事前準備

　登録するには、事前に骨髄バンク制度内容を十分理解していただく必要があります。
登録を希望される方は日本骨髄バンクが発行する「チャンス　ドナー登録のしおり」で内容を確認してください。
「チャンス　ドナー登録のしおり」は、日本骨髄バンクのホームページで閲覧や郵送の申し込みができます。
また、健康福祉環境部（保健所）等の公共機関にも設置してあります。
当部へご連絡いただければ郵送することもできます。

事前準備の画像
「チャンス　ドナー登録のしおり」