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【村上】冬の風物詩「越後村上鮭塩引き街道」
「鮭のまち村上」。その村上を代表する冬の風物詩「越後村上鮭塩引き街道」が、村上市庄内町を中心に毎年12月に開催されています。
町屋づくりの軒下に昔ながらの冬の光景を再現しています
壮観!村上が誇る「町屋づくり」に、塩引き鮭が寒風に揺れています
「鮭の塩引き」が街道のように連なって各家の軒下にさげられます。築百年を超える「町屋づくり」のまちなみに、塩引き鮭が寒風に揺れる様子は何ともいえない風情を感じさせてくれます。
村上の風に吹かれることによって、「うま味」がアップ!
村上では鮭の頭は下に向けて吊り下げます。これは首吊りを連想させないためということ。
また、お腹は「止め腹」と呼ばれる独特な切り方をします。切腹を嫌ったからということで腹を割くときにすべてを切らずに一部を残し二つ割にしています。
村上伝統「鮭の塩引き」の加工法は、地元「三面川」で採れた鮭の内臓を取り除いて水洗いして塩をすり込み、1週間ほどおいてから、水で塩を抜いて、軒下などに数週間ほど干します。
干すことによって発酵熟成され、アミノ酸を豊富に含んだ独特のうま味が作り出されます。村上の気候や風土がこのうま味を生み出してくれるんですね。
村上の「冬の風物詩」をぜひご覧ください。
「止め腹」と呼ばれる独特な切り方など「城下町」の文化が今も生きています
「塩引き街道」の地図はこちら<外部リンク>
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