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【村上】第6回「おとなの夜学&ランチ2012 in 村上岩船」を開催しました
芭蕉とお茶料理
「おとなの夜学&ランチ2012in村上岩船」は、“食の宝庫”村上・岩船地域の美味しい食材を使った郷土料理を、生産者や地元の方の解説付きで楽しむ、ちょっと贅沢な大人向けのイベントです。
毎回多くの方にご参加いただき、満員御礼が続く本イベント。今年度最後の開催は、「芭蕉とお茶料理」をテーマに、12月1日(土曜日)、村上市小町の芭蕉ゆかりの宿「井筒屋」で開催されました。
お茶料理
会場の井筒屋は、1689年(元禄2年)に松尾芭蕉と曾良が奥の細道の途中に2泊したと伝えられる「大和屋久左衛門(きゅうざえもん)」の跡地にあります。芭蕉ゆかりの宿としてだけではなく、明治期の町屋の風情を残した雰囲気も人気のスポットです。
当日は雪がちらつく天気にも関わらず、県内各地から芭蕉ファンが集まりました。話し手の高橋さん(おくのほそ道村上の会語り部)からは、奥の細道で芭蕉がたどったコースや、芭蕉が好きだった食べ物などについてお話いただきました。高橋さんは芭蕉の服装を再現して登場し、会場の芭蕉ファンを喜ばせます。芭蕉はお茶料理の中でも、「茶飯」が特に好きだったということです。
茶飯は当日のメニューにも登場。北限のお茶として知られる村上茶をつかった「村上茶飯」の香ばしさに皆さん舌鼓。茶飯の他にも「茶団子のおすまし」や「お茶の水菓子」など、芭蕉ゆかりのお茶料理が振る舞われました。芭蕉や曾良が食べたかもしれない料理に、集まった皆さんは大満足の様子でした。
今年度の「おとなの夜学&ランチ2012in村上岩船」は今回で終了。6月から全6回開催し、多くの方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!こうしたイベントを機会に“食の宝庫”村上・岩船地域においでいただければ幸いです。
芭蕉の好物「茶飯」も登場しました
茶畑が広がる村上の風景