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【村上】映画の上映を通して庄内の食文化を学びました
「よみがえりのレシピ」から在来作物を学ぶ
庄内地域の食文化を紹介したドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」の上映会が、2月20日、村上市民ふれあいセンターで開催されました。
上映会は庄内地域と村上・岩船地域の連携推進事業の一環として行われました。約40名が参加し、庄内地域の食文化や、在来作物を活かした取り組みなどについて学びました。
在来作物とは、その地域の中で代々栽培され親しまれてきた作物のことで、“生きた文化財”とも言われています。一方で、在来作物は病気に弱かったり、大量生産に向かなかったりという点があり、昭和40年代中頃の大量生産大量消費時代を迎えてからは、どんどん姿を消してしまいました。すでに山形県では、30品目以上の在来作物が絶えてしまったそうです。
映画では、在来作物を活かした料理を考案するレストランや漬け物店の奮闘、50年以上も伝統的な農法で在来作物を栽培し続ける農家の姿などが描かれていました。“ここにしかない”在来作物の価値や、それを守り続けようとする方々の情熱に、村上地域からの参加者も地域資源の大切さなどを学んでいたようです。
映画の上映後には、庄内地域の在来作物や特産品の紹介と試食会が行われました。映画にも登場した漬け物や乾燥フルーツなど、珍しいものを実際に味わえるとあって、参加者には好評でした。
庄内地域の在来作物
藤沢カブ、温海カブ、田川カブ、甚五郎右ェ門芋、山形赤船ホウレンソウ、金谷ゴボウ、コウエイダイコン、宝谷カブ、雪菜 などなど
特産品の紹介は大好評!
ジャムやジュースも紹介されました