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【村上】平成29年度地域振興戦略事業調整費事業(3事業)
村上地域振興局では、村上岩船地域振興計画の実現を図るため、平成29年度に次の事業を実施しました。
地域医療を支えるまちづくり事業
事業目的
地域における医療資源不足から起こる医療の疲労、適正受診等地域医療の問題、課題、改善策について、地域住民と医療・保健・福祉関係者、消防本部等が情報共有し共に検討できる仕組みづくりを行い、地域医療に対する住民の意識を高めるとともに、安心して医療、救急搬送を受けられる地域を目指す。
事業内容
1.住民とともに学び動く場づくり
医療資源不足の現状や在宅医療、救急医療の状況など地域医療をテーマにした「地域医療と健康を考える連続講座」を開催しました。
9月から翌1月までの間に4回の講座を開催し、講義や意見交換を行いました。
2.地域の関係者が共に話し合う場づくり
救急医療及び在宅医療に関わる医療・保健・福祉関係者を対象に、「要支援者・高齢者を取り巻く救急医療体制検討会」を開催しました。
2回の検討会を開催し、問題点や課題、今後必要な取組を共有しました。
地域医療と健康を考える連続講座(意見交換)の様子です
3.適正受診を広く知ってもらうきっかけづくり
10月15日開催の荒川商工産業祭で、健康に関する体験コーナーやパネル展示を設けました。また、市内の介護予防教室等の開催にあわせて、適正受診を図るための出前講座を開催しました。
村上ブランド向上事業
事業目的
村上地域の豊かな食材を中心としたPR展開を進めるとともに、安定的に供給できる新たな流通体制を検討する。
事業内容
- JA、直売所、漁業協同組合、村上市等で構成する「村上食材ブランド力向上検討会」を立ち上げ、村上地域の豊かな食材のPRや安定的に供給できる流通体制について話し合いました。
- 首都圏のシェフを食材の産地に案内し情報交換をしました。
- 12月24日に首都圏のレストランを会場に、村上牛、赤カブ、オータムポエム、バターナッツカボチャを使用した料理を提供する「村上フェア」を開催しました。
- 村上岩船地域の農林水産物をPRするため、ポスターやタペストリーを作成しました。
- 首都圏飲食店6店舗に対し、岩船の鮮魚・加工品についてモニター調査を行いました。
作成した食材ポスター(海の幸から山の幸までいろいろあります)
いわふねの森啓発促進事業
事業目的
村上地域の次世代を担う子どもたちに、森林・林業教育及び標語・絵画コンクールを通じて森林、林業の大切さを知ってもらう。また、林業で働く先輩の生の声を聞いて、林業という職業を知ってもらい、将来の就業先選択の1つに考えてもらう。
事業内容
1.ようこそ先輩(林業ワーカー版)の実施
村上桜ヶ丘高校2年生、朝日中学校1年生を対象に、林業事業体の若手作業員等による山の魅力や仕事をテーマにした授業を開催しました。
2.林業の仕事DVD(村上地域版)の製作
林業の担い手対策として、村上地域で林業で働く人に焦点をあてたDVD(題名:森林が君たちを呼んでいる)を作成しました。今後は、林業のPRのため各種イベントで活用します。
林業の仕事DVDパッケージ
3.標語・絵画コンクールの実施
小学生を対象として「森林とわたしたちのくらし」に関する標語及び絵画コンクールを実施しました。標語部門は112点、絵画部門は90点の応募があり、それぞれの入選作品は、市内の大型ショッピング施設で展示しました。
市内のショッピングセンターでの展示状況です