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【村上】「越後村上鮭塩引き街道」が12月20日(金曜日)まで開催されています(終了しました)
「鮭のまち村上」。その村上を代表する冬の風物詩「越後村上鮭塩引き街道」が、村上市庄内町を中心に12月20日(金曜日)まで開催されています。
村上の名物である「鮭の塩引き」が連なって軒下に下げられます。昔ながらの町屋づくりのまちなみに、塩引き鮭が寒風に揺れる様子は何ともいえない風情を感じさせてくれます。
村上伝統の塩引き鮭は、鮭の内臓を取り出し丹念に塩をすり込み、1週間ほどおいてから水で塩を抜いて、軒下など風通しのいい場所に数週間吊るすことで出来上がります。
城下町であった村上では、切腹を嫌ったからということで腹を割くときにすべてを切らず、二段に分けて切る「止め腹」という独特な切り方をします。吊るす際にも、首つりを連想させないため、鮭の頭を下に向けて吊り下げます。
また、塩引き鮭の味を生み出すのには村上の気候風土が深く関わっています。日本海の湿気を帯びた風により、ゆっくりと鮭が乾燥していきます。時間をかけて乾燥させることで、身は柔らかく、円熟したうまみが醸されます。
村上の「冬の風物詩」をぜひご覧ください。