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村上岩船で暮らすヒト・働くヒトへのインタビュー(5)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0659756 更新日:2024年4月25日更新

「地元村上で新しいことに挑戦!」

木村 綾子さん

木村さん①

村上市出身。高校卒業後、進学で上京し、石鹸や化粧品などの製造・販売会社などに勤務。友人が村上の魅力に感動したことがきっかけで、地元を意識し始め、多くの人に村上の魅力を伝えたいという思いからUターン。地域おこし協力隊では猿沢産竹の商品開発などの活動を行ってきた。令和6年1月末で任期満了のため退任。

 

Q高校時代の夢や職業観を教えてください。

 高校時代はバスケットボールにすごい力を入れていました。運動が好きだったこともあり、将来は体育の先生になりたいと思っていました。また、姉が東京にいたので、東京に出たいという考えもありました。

 スポーツのことをもっと知りたかったので東京の体育大学に進学しました。大学では、姉がラクロスをやっていた影響で、私もラクロスに打ち込んでいましたね。(ラクロスに打ち込み続け、社会人クラブチームで全日本選手権8連覇を達成しました。)

 あと、スポーツだけでなく、何か新しいことに挑戦したい性格だった気がしますね。

Q今やっている仕事を教えてください。

 社会人になって6~8年ラクロスと仕事に力を注ぎましたが、スポーツは十分にやり切ったと感じて競技を引退、オーストラリアへのホームステイ、石鹸・化粧品の製造販売等を経験しました。その後、何か新しいことにチャレンジしたいと仕事を探していた時に見つけたのが、故郷村上の猿沢地区における地域おこし協力隊の仕事でした。

 地域おこし協力隊は、定められたミッションで地域の課題解決を図る仕事です。猿沢地区にある竹の利活用をミッションに、集落の方と協力して竹林の伐採やメンマ加工など行っています。今まで外に出回らなかった猿沢の竹の子を販売したところ、あく抜きが不要で美味しいとかなり好評でした。

 猿沢地区の地域資源である竹をたくさんの人に知ってほしいと考えています。メンマを使ったシュウマイやクッキーを試作したことがありますし、いずれは食品メーカーに卸したり、メンマの特産品ができると良いですね。

 地域おこし協力隊に着任した当時は、竹の知識はゼロで右も左も分からない状態でした。でも、心優しい集落の方々に支えてもらいながらとても良い経験をさせてもらっています。

Q村上岩船で暮らし・働くことについてどう考えていますか?

 村上に戻ってくるまでは特に考えたことがなかったけれど、自分の生まれたところは、離れていても、特別な思いがあると思います。何だかんだで、地元は安心して帰ってこれる場所です。

 村上に帰ってきたきっかけの一つは、村上トライアスロンに出場した友人が、私に村上の良さを話してくれたことなんです。村上は人が優しい、食べ物が美味しい、山の起伏が趣味のロードバイクで走るにはちょうど良いなど魅力がたくさんです。だからこそ、今村上で暮らしているのだと思います

Q将来に向けてやっておいた方が良いことを教えてください。

 自分がやって楽しいこと、自分が好きなことを極めてほしいです。私自身もラクロスなど、やりたいことを中心に仕事をしてきたし、オーストラリアにいたときには空港にあった石鹸屋さんの石鹸に心を掴まれ、直接会社に連絡して採用してもらったりと、常にやりたいことを探し続けていましたね。

 外に1回出てみないとわからないこともあります。ずっと同じところにいるとそれが当たり前というか、地元の魅力に気づけなかったりとか、当たり前にやっていたことがすごいってことに気づけないこともあります。一度外に出ることも大切だと感じています。

Q今後の展望を教えてください。

 協力隊の任期を終えて、また新しい仕事を探そうと考えています。協力隊の活動の中で、メンマ作りなど、食べ物に関することが多かったので、美味しい地元食材を使って何かしたいと考えています。

(地域おこし協力隊退任後に再度「今後の展望」についてお聞きしました。)

 自分の大好きな美味しいモノをつくる仕事がしたかったので、食品製造販売業の会社に就職しました。また新たな分野に挑戦するので、とにかく早く仕事を覚えて会社の戦力になれるように頑張りたいです。

Q高校生へのメッセージをお願いします。

 木村さん②

 「やったことがないこと」を「できないこと」と思ってほしくないと思います。できないと思っても、まずはやってみることが大事です。私も協力隊の活動の中で広報新聞を作ることがあって最初は悩みましたが、何とかやってみた結果、それなりのものを作ることができました。苦手だから、やったことないからできませんと諦めるのは、自分の可能性を狭めてしまい、勿体ないことです。できないことでも一歩踏み出せば、何とか形になると感じましたし、実際何とかなることもあるんです。

 また、オーストラリアで生活した経験から、世界は広いので、アンテナをいっぱい広げてほしいです。地元の身近な人でもいいので積極的に話を聞いたり、色々なところに行って自分の世界を広げてほしいです。そうすれば自分を振り返ることができて、チャレンジしたいことも見つかるかもしれませんよ。

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