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港湾海岸整備について
岩船港海岸の瀬波地区は山地と海岸に挟まれた狭い土地に集落が形成されています。。昭和40年代から海岸が侵食されたため、昭和54年度から平成2年度にかけて侵食対策事業により離岸堤を整備しました。昭和30年代以前に整備された直立護岸の老朽化が進み、背後地の侵食被害の危険度が増大したため、平成3年度から侵食対策に加えて、海浜の利用のしやすさを考慮した施設整備を進めています。
本地区および近接する海水浴場は毎年県内外から海水浴客が訪れています。工法選定にあたっては、海浜の親水性を考慮した勾配の緩やかな護岸への改良や、砂浜を回復させるための突堤整備を行うことにより、面的防護機能を有する形としました。
事業概要図
岩船港海岸 整備状況
事業の効果について
緩傾斜護岸および離岸堤(潜堤)、突堤の整備により、砂浜が回復し安定した海浜が形成されています。面的防護が完成したことで、背後地の侵食被害の危険度が低下しました。
親水性を考慮した勾配の緩やかな護岸の整備と砂浜が回復したことで、海水浴や散策などで訪れる人が増加しています。