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【長岡】越後長岡百景の「3 信濃川の渡し(川口)」を紹介します
「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「3 信濃川の渡し(川口)」について紹介します。
「想い」のタイトル
消えゆく川口・牛ヶ島の渡し
ダイナミックかつ幻想的な信濃川
公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)
川口には、大河「信濃川」に対岸の耕作地に通うための「渡し」があります。船頭さんが上流に向かって漕ぎ出すと、流れに乗ってあっという間に対岸の着船場に到着しました。雨による増水で濁流渦巻く中、流れを読み切った船頭さんの櫂さばきは見事でした。小さな川船で水面すれすれから見る信濃川はとてもダイナミックでした。雨模様の川面には「もや」がかかり幻想的な風景で、濁流の恐怖も感じませんでした。現在信濃川に整備中の橋の完成と共になくなることが残念です。
(川口町在住 30代 女性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)
渡し舟のへりに掴まり遠き日を語るがごとき川音を聞く
※ 内容は平成17年の応募当時のものです。
関連情報
牛ヶ島の渡しと牛ヶ島大橋
川沿いの川口において、江戸時代から農作物の運搬、住民の往来などに利用されてきた牛ヶ島の渡しは、平成16年まで観光にも利用されていました。平成22年11月に完成した牛ヶ島大橋によって住民の交通手段は舟から橋へと変わり、今ではその姿をみることができなくなっています。
越後長岡百景位置図
信濃川の渡し(川口)周辺地図(地図内の赤字番号は、百景の番号)
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
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