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【長岡】越後長岡百景の「16 左近の桃畑(長岡)」を紹介します
「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「16 左近の桃畑(長岡)」について紹介します。
「想い」のタイトル
桃畑にうかぶ遠い日の思い出
公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)
子供の時、左近に住んでいました。40年近く前の左近は、冬は一面雪に覆われ、雪消えとともにふきのとうやつくしが顔を出し、桃の花が一斉に咲き、まさに桃源郷のような里になりました。友達と連れ立って、おにぎりやお菓子をもって桃の花見に行ったものです。あれから15年経ち、就職し、少し疲れ、ふと窓の外を見るといくらか離れたところにあの桃畑が見えました。その瞬間、遠い日に見た桃畑がよみがえりました。
(長岡市在住 40代 女性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)
模擬弾の落ちし跡なる桃畑畑となりて葱の伸びけり
※ 内容は平成17年の応募当時のものです。
関連情報
左近の桃畑
悠久山公園や福島江で桜の花が散り始める4月下旬、長生橋東詰上流の堤防を挟んだ両側が淡いピンク色に染まります。果樹園で栽培されている桃が一斉に開花するためです。
桃の栽培は、昭和22、23年頃から本格的に始まり、その後の果実の高価格化に伴い栽培者が増え、瞬く間に河川敷全体が果樹園になったといわれています。その果実は長岡の青果市場で高く評価され、「左近の桃」としてその名が認められました。
越後長岡百景位置図
左近の桃畑(長岡)周辺地図
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
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