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【長岡】越後長岡百景の「59 小千谷縮の雪さらし(小千谷)」を紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0053422 更新日:2019年3月29日更新

 「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
 その百景のひとつに選ばれた「59 小千谷縮の雪さらし(小千谷)」について紹介します。

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「想い」のタイトル

 もうすぐ春

公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)

公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)の画像

 小千谷縮は、昭和30年5月に国指定の文化財に指定されました。明石縮が、気候の違いで、白く、軽く、薄く仕上がらないので、先人が研究を重ね成功したもので、その工程の一つが雪さらしでした。雪がなければ仕上げられない小千谷縮は、宮中や大名にも珍重され、雪さらしはまさに雪国ならではの風物詩となりました。
(長岡市在住 70代 男性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。

百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)

 果てしなき雪原に虹立つごとく布ひるがへり春呼ぶひかり
 冬籠り手織りなしたる小千谷縮の仕上げなさむと雪野に晒す
 ※ 内容は平成17年の応募当時のものです。

関連情報

小千谷縮(おぢやちぢみ)の画像

小千谷縮(おぢやちぢみ)
 江戸時代初期、播州明石から来たといわれている堀次郎将俊が、それまでの越後麻布に改良を加えて完成したのが小千谷縮です。昭和30年、国の重要無形文化財に指定されています。苧麻(ちょま)という上質の麻を細かく砕いてつなぎ合わせ、一本の長い糸を作ります。一尺織るのに900回も手を動かすといわれています。織り上げられた反物は、地を白くするために雪の上でさらされ、完成します。この伝統技術は現在も大切に受け継がれ、平成21年9月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
 毎年2月下旬に行われるこの雪さらしは、風船一揆と共に、小千谷に春を呼ぶ風物詩となっています。

関係機関リンク先

越後長岡百景位置図

風船一揆での雪さらし実演会場(小千谷市平沢)周辺地図の画像
風船一揆での雪さらし実演会場(小千谷市平沢)周辺地図

越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]


大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」

 越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
 このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
 少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。

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