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【長岡】越後長岡百景の「71 栃鉄(栃尾)」を紹介します
「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「71 栃鉄(栃尾)」について紹介します。
「想い」のタイトル
乗るのは楽しいが、行き先はいつも病院
公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)
子供の頃、病気になると長岡の病院へ行くため、母親に連れられてよく乗ったものでした。大人が座ると膝と膝がぶつかるくらい幅の狭い電車でした。長岡近くになると国鉄と並んで走りますが、いとも簡単に追い越されてしまう。そのつど、悔しい思いをしたものでした。当時は自家用車もありましたが、たまにしか乗れない電車が好きでした。廃線になってもうすでに30年くらい、駅はバスステーションになりました。そこに行くと今でも子供の頃を思い出します。
(栃尾市在住 40代 男性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)
吾が人生栃尾駅より始まりき就職別離結婚其の後
※ 内容は平成17年の応募当時のものです。
関連情報
「栃鉄(とってつ)」の名で親しまれた栃尾鉄道
栃尾鉄道は、東山油田の原油や石油工業用機材輸送の目的で建設が始まりました。大正4年に栃尾-浦瀬間が、大正13年には長岡-悠久山間が開通し、栃尾-上見附-長岡-悠久山を結ぶ全線26.5キロが結ばれました。
昭和23年には電化され、栃尾や見附でつくられた織物の輸送や、悠久山への観光の足として、さかんに利用されました。
通称「栃鉄(とってつ)」と呼ばれ、小さな車両は「マッチ箱」の愛称で親しまれたが、自家用車や路線バスの普及とともに利用客が減少し、昭和50年に廃線となりました。
越後長岡百景位置図
周辺地図
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
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