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【長岡】越後長岡百景の「76 摂田屋(長岡)」を紹介します
「越後長岡百景」とは、長岡圏域にある様々な「風景」と、そこに秘められた「人々の想い」を集めたものです。
その百景のひとつに選ばれた「76 摂田屋(長岡)」について紹介します。
「想い」のタイトル
昔そのままの醤油醸造元
公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)
摂田屋周辺は水質が良く、酒・醤油・味噌など醸造業が多くありました。この会社も創業は古く、右側の古風な道が旧三國街道です。赤いポストの左に辻地蔵様があり、台座に『右 三國街道、左 やまみち』と道しるべがあります。江戸時代には天領に組込まれていたため、この地区では「殿様」も篭を降り、歩かれたと伝えられています。昔の名残りそのままの風景です。一方周辺では会社の看板が変り道路が広く近代化されており、ここでは今昔の差がハッキリ見られる場所になりました。
(長岡市在住 70代 男性)
※ 内容は平成16年の応募当時のものです。
百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)
殿様も籠降り歩く道しるべ「右三国街道左やまみち」
※ 内容は平成17年の応募当時のものです。
関連情報
摂田屋
摂田屋周辺は、もともと酒、味噌、醤油といった醸造業が集まっていることで知られています。JR宮内駅前を南北に走る旧国道を南に5分ほど歩くと、右手に機那サフラン酒本舗があり、その向かい側には吉乃川株式会社等があります。この吉乃川が若松屋として看板を掲げたのは1548年のことです。米どころ越後が酒の産地として全国に知られ、盛時には長岡藩領の需要の7割を製造していました。上記応募文の後段記載事項は地元での言い伝えではありますが、摂田屋では今でも酒、味噌、醤油の蔵が建ち並び歴史や風土を伝える街並みとなっています。
関係機関リンク先
長岡観光ボランティアガイドの会(新潟県観光協会のホームページへリンクします)<外部リンク>
越後長岡百景位置図
摂田屋(長岡)周辺地図
越後長岡百景位置図(全体地図)[PDFファイル/724KB]
大切な思い出の場所、ありますか?-目をつぶれば、心に浮かぶワンシーン「越後長岡百景」
越後長岡百景は、地域の人々に、その地域の自然や文化、歴史、伝統といったものを題材に、景色・シーンを応募頂き、これにあわせて、「そのシーンに対するタイトルとそこに含まれる想いや情景」、「シーンにまつわる短歌」もお寄せ頂き、それを発信していくことで、地元地域への誇りや愛着心を持って頂くことを目的に、平成15年度から平成17年度に実施した事業です。
このページ中の「「想い」のタイトル」欄、「公募でよせられた想い・情景(越後長岡百景)」欄、「百景の想いや場所にまつわる短歌(越後長岡百歌)」欄は、応募下さった方の「この景色・シーンに込められた想い」を、応募頂いた当時の内容そのままでご紹介しています。
少しずつ変わっていくふるさとのまちなみ。時の流れとともに、見ることのできなくなる百景のシーンもあるかもしれませんが、この場所やこのワンシーンに込められた人々の想いに、心を寄せてみてください。
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