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【長岡】 田んぼダムの取組活動を紹介します(その1)
長岡市深沢地域での「田んぼダム」の取組を紹介します。
「田んぼダム」ってなあに?
田んぼがもともと持っている水を貯める機能を利用し、大雨が降ったときに田んぼに一時的に水を貯めることで、洪水被害を軽減しようという取組です。
近年、地球温暖化の影響と思われる局地的な豪雨等により各地で洪水被害が頻発しており、この洪水被害を軽減するため、田んぼを利用して何かできないかということから取り組まれたものが「田んぼダム」です。
この取組は、全国に先駆けて平成14年度に旧神林村、現在の村上市で実施されました。
長岡市深沢地域では、農家の協力を得て、田んぼダムの取組を実施します。
田んぼの水を排水路に落とす排水口
田んぼの排水口にある排水管より小さな穴の開いた調整板などを設置することで、雨水が一時的に田んぼに貯まり、時間をかけて少しずつ排水路流れます。
これにより、「排水路下流への集中的な流れが抑制され、下流域での被害が軽減される」というしくみです。
田んぼ1枚の面積が1ヘクタールの場合、この田んぼダムの取組で、通常より10センチ多く水が貯まると、1,000立法メートル/s貯まることとなります。
地域全体20ヘクタールで取り組んだ場合、新潟県庁1杯分に相当する水が田んぼに貯まることになります。
深沢地域の場所を知りたい方はココをクリック!!<外部リンク>
効果検証に向け、「親沢・深沢地域農地・水・環境保全協議会」「土地改良区」「新潟大学」と連携し現地調査を実施しました。
設置した排水口から排水路に水が流れ出ます。
新潟大学農学部と連携し、排水路の流速を観測しました。
関係者みんなで深沢地域の田んぼを現地調査しました。
田んぼダム設置により、洪水時に運転軽減効果が期待される深才排水機場。